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2023年5月期通期決算 質疑応答集

この質疑応答集は、2023年7月14日に公表いたしました2023年5月期通期決算に関しまして、決算発表以降、株主・投資家の皆さまからのお問合せやアナリスト・機関投資家の方々との1on1ミーティングなどにおいて頂戴した主なご質問をまとめたものです。

なお、ご理解いただきやすいよう、一部内容の加筆・修正しております。
※本記事の内容は下記の開示資料からもご確認いただけます。


1.質疑応答集

Q1.中期経営計画について

なぜ今期と来期は踊り場を作って減収減益となるのでしょうか。

長期的に安定成長が可能な売上基盤を確立させるためとなります。
そのため、今期と来期は祖業であるダイレクトブランディングサービス(B事業)の構造改革を優先し、ストック収益中心のビジネスモデルを構築する期間とさせて頂きたいと思っております。

また、今回の中期経営計画において踊り場を作るのは、「ダイレクトブランディングサービス」のみとなっており、「ストラテジックPRサービス」「PRプラットフォームサービス」の2つのサービスについては継続成長の姿勢となります。
※PRプラットフォームサービスが一時的に下がるのはリソースアロケーションの調整によるもので、事業戦略に変更はありません

Q2.戦略について

なぜスポット収益ではなく、ストック収益を重要視するのか。

スポット収益の比率が高まると、
(1)継続見込みが低くなり、LTVの低下を招く
(2)売上のボラティリティが激しいため、業績が不安定になる

というリスクが高くなることを懸念しているためです。
これまでは目先のトップラインのためにスポット収益の獲得を優先しておりましたが、今後はストック収益の比率を上げて参ります。

そのため短期的には売上の伸び率は低下する形にはなりますが、継続率が上がることでLTVも伸び、着実な積み上げが期待できることから中長期的には業績の安定化に寄与できるものと考えています。

Q3.スポット収益について

スポット収益とは具体的にどのような案件を言うのでしょうか。また、2023年5月のスポット売上高が急激に伸びている理由について教えてください。

スポット収益とは、テレビや雑誌、映像制作物、会社パンフレット、イベントなどの単発案件を指します。

また、2023年5月の急激なスポット売上増加に関しましては、上記のレギュラースポット案件の納品に加えて、ニューヨークの某メディアとの共同パーティーイベントや、サンフランシスコで開催されたカンファレンスイベントの納品が重なったことが起因しております。

Q4.ストラテジックPRサービス(A事業について)

A事業の将来的な展望について教えてください。

常にナショナルクライアントのオリエンテーションに参入できる規模感まで成長したいと考えております。
現在、A事業の戦略PR領域においては日本全国でも一定のTAMがあり、都度3〜5社程度のPR会社がナショナルクライアントからオリエンテーションに呼ばれ、各社がプレゼンテーションを行っている状況です。
当社も5〜7年後を目途としてその場に呼んで頂けるよう、M&A・人材育成・安定した財務基盤の構築・企業価値向上に力を入れて参ります。

Q5.M&Aについて

M&Aによる既存事業とのシナジーや、今後のM&A戦略はどのように考えておりますでしょうか。

主に祖業であるB事業とのシナジーを考えております。
これまでB事業クライアントや新規のお問い合わせにおいて、A事業領域の戦略PRの需要が多数ございましたが、ご期待に応えられるサービス提供が難しい状況であり、その点を経営課題と考えておりました。
しかし最近ではアズ・ワールドコムジャパンの買収によって、戦略PRを請け負うことが可能になったため、B事業からのエスカレーションなど徐々にシナジーが生まれ、受注獲得につながってきております。そのため今後もA事業領域の買収を積極的に検討して参ります。

2.さいごに

今回のご紹介は以上となります。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。

今回の通期決算においては、2023年3月に開示いたしました業績予想に対してしっかりと上振れで着地することができ、結果としては増収増益にて通期を終えることができました。

今後も新たな記事を順次公開してまいりますので、ご一読いただけましたら幸いです。

2021年6月に東証マザーズ(現グロース)へ上場させていただきました。投資家の皆様が必要とされる情報などをよりしっかりと発信させていただきたいと思いますので、ご要望などがございましたら是非お聞かせください。

今後のIRの参考にさせていただきたいと思います。
ご意見やお問い合わせは、下記のIR問い合わせ窓口よりご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

引き続きEnjinをよろしくお願いいたします。


当社代表のnoteも是非ご覧ください!

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