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日本人は欧米と比べて豊かになれるか2

 この前、同シリーズの住宅編を書きました。今回は自動車編です。
 自動車も、住宅と同じように、長く使った方がお得。しかし、英国、合衆国と比べて、13.5年(英国)、13年(合衆国)、12.6年(日本)とあまり差がありません(国土交通省「トレーサビリティー・サービスの展開に必要な取組みについて」、https://www.mlit.go.jp/common/001063634.pdf)。しかし、新車を多く買うか、中古車を多く買うかに差があります。英国の新車:中古車販売の比率に差があります。英国が、1:3.5、合衆国が、1:3、日本が、1:0.4です。日本人は新車を買いたがる。しかし、欧米のように、中古車をもっと買ってもいいかもしれません。日本では、中古車が年間200万台程度しか売れないのに比べて、合衆国では、4000万台売れている。「車を買う。」と言った時に、欧米では、中古車を買うという意味が大きいのでしょう。価格は、日本と英国が100万円程度なのに対して、合衆国では、80万円ほどです。中古車を買うのでも、合衆国の方がお得になっています。65年間車に乗るのでも、日本人は4回新車を買って、1回中古車を買うというパターンだから、(新車を300万円とします。)300万円×4+100万円×1で、1300万円となります。合衆国では、中古車を4回買って、新車を1回買うから、80万円×4+300万円×1で、620万円、英国では、100万円×4+300万円×1で、700万円となります。つまり、日本人と欧米人との間に、車の購入費で、600万円の差ができる。つまり、欧米のようにおさえれば、600万円の貯金が追加的にできるということになります。これは、国民全体でみれば、すごい金額になります。600兆円です。これは、日本の企業ほぼ全部が買えるだけの差です。それなら、節約するのが賢いと思えますがどうでしょう。

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