核融合の2つの問題　2022.12.21

　核融合ができ、なおかつ、いくらかのエネルギーを増やせたという（）。しかし、それには、2つの問題があると思う。１つは熱の問題で、もう１つは、環境破壊の問題である。
　１つ目は、熱の問題だ。熱の問題というが、増えた分のエネルギーが問題になり、もっと言えば、熱自体が問題となる。エネルギーが増えるということは、外部から、物質をその分集めたということであろう。つまり、システムが開いている。例えば、20パーセントエネルギーが増えた（集めた）ということは、そこでは、20パーセント熱が増えたということである。ということは、その熱の分だけ、地球温暖化が進む。もっと言えば、そもそも熱を上げるということは、その分地球が温暖化する。これが1つの問題である。
　もう1つの問題は、システムが広がる影響である。システムが広がるというか、原子の体積が増えると言っても良いだろう（熱の分）。もし、システムが広がれば、その上位のシステムも広がると思われる。上位のシステムとは、太陽系などだ。風船を考えればわかりやすいだろう。入れ子の風船を膨らませれば、外側の風船も膨らむ。だから、宇宙も広がるわけである。宇宙が広がって大丈夫なのか。宇宙と別の宇宙の核融合を誘発するといういいかたができる。自然に広がるのであれば、しかたがない。しかし、人工的に広がらせる必要はない。別の宇宙と核融合して大丈夫かが問われる。また、そうなれば、やはり、20パーセント、宇宙の温度が上がるだろう。
　この2つの問題をどう考えるか。

エイゾウ
eizo@eizo09.com