見出し画像

賃金を減らさないために 2022.12.6

 労働者は、賃金をもらって、何かを買う。何かを買うと、それが別の労働者の賃金の元になる。だが、賃金の元で、賃金そのものではない。利益をだすからである。その利益が株主に配当される。ようするに、初めは、ダブリュ(賃金)であるが、次は、ダブリュ ヒク ピーとなり、労働者の賃金が少しずつ減っていくということである。
 それを防ぐには、ピーの部分を労働者がもらえば良いだろう。つまり、勤めている企業の株を持てば良いということだ(ダブリュ ヒク ピー タス ピー)。それなら配当が得られ、大きく見た給料は下がらない。それは、勤めている企業の株式に限らなくても良いかもしれない。これを株式主義といっておく。合衆国ではわりとこういう考え方がとられているかもしれない。
 もうひとつ、今の日本のやり方がある。これは、ジーアイ(政府の公共投資)を足すやり方である(ダブリュ ヒク ピー タス ジーアイ)。政府が給料が減る分を穴埋めするというやり方だ。これでも良いかもしれないが、財政が難しくなる。もしくは、インフレになる。国債発行の分だけ円が新しく刷られるからだ。だから、個人が、株式を持ったほうが良いと思う。いや、株式でなくとも構わない。

エイゾウ
eizo@eizo09.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?