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政治家を選ぶのでなく、コンピューター・サーバーを選ぼう。(再掲載)


政治家は、「景気が悪い。」というと、お金を出したがる。いわゆる「景気対策」である。もうこれは止められないかもしれない。与党が出さないとなると、野党が出しましょうと言うだろう。そして政権交代である。緊縮財政をするのが、日本の様な財政赤字の多い国にとってはまともな行動だと思うが、そういう政党はなかなか出てこない。要するに、財布の紐を締めるだ。それができない。

 それならば、またお金を放出して経済をインフレの嵐にしてしまう前に、対応策がある。

 それは、キャッシュ・レジスターの導入である。よく商店にあるあれだ。それに、国家予算の全額を入れる。とても大型になるだろう。これはどういうことかというと、必要な額しかお金が出てこないということである。その承認を政府や財務省がやってもいいが、それだと問題は解消しない。だから、一つのコンピューター・サーバーを立てて、国民の許可を取るわけである。今は、コンピューター・ネットワークや電話回線など、通信が発展しているので、簡単に国民が答えられる。

 国民のメールアドレスなどを登録してもらい(そのサーバーで発行しても良い。)、そこから、「電子投票のお願い」などとメールを全国民または、納税者に送り、その予算の執行(例えば、公共工事4000億円とする。)を許可するかどうかを審査してもらうのである。

 多数決で予算の執行の可否を決めてもいいだろうが、賛成分の予算執行を可能にして、少なく執行することもできるだろう(賛成40%、反対60%で、1600億円の執行)。

 この審査が終わった後に、レジスターにデータを送れば、めでたく予算執行となる。

 このやり方(審査)が慣れてくると、法案の公布の可否を国民が審査することもできるだろう。これは、直接民主主義に似ている。通信の技術がそれを可能にするわけだ。

 国民も、「明日の午後5時までに投票して下さい。」とメールを受け取るけだから、割と負担もないだろう。難しい内容なら、そのサーバーにプレゼンテーションを掲載するといい。

以上が、無駄なお金の放出を減らすための案である。政治家が日銀と組んで何かやるようなら、日銀の決定も審査するようにすればいい。これは、つまるところ、代議員は要らないということである。行政員と最小限の政府機関とコンピューター・サーバーがあればよい。そういう改革も良いかもしれない。

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