見出し画像

給料の1/3を貯金 解説


 今の日本の労働市場では、3割の労働者は、不要である。社会主義的に雇われていると考えればいい。なぜか。合衆国人の労働生産性は、日本人の1.4倍である。日本人が100の仕事量で、労働生産性を合衆国人並みにすると、140ではなく、100しか要らないから、3割の労働力が不要になる。労働生産性を上げないと、国際競争ができない。そうすると、輸出ができないから、輸入が多い日本では、貧しくなるということである。それは面白くないだろう。また、社会主義だと、製品の品質が悪くなる。建物もそうだし、テレビもそうだ。それもまずい。
 だとしたら、どうやって失業に備えればよいか。それは、最低給料の1/3を貯金することである。手取りが18万円だったら、6万円を貯金することである。失業する確率が1/3(3割)であるから、2/3の期間は失業しない計算になる。その2/3の期間に、6万円と6万円を貯められていれば、失業した1/3の期間は、その貯金を切り崩して生活できる。12万円だから、2/3の期間も、1/3の期間も生活はそうかわらない。
 まずは、給料の1/3を貯金できるようにすることである。失業しやすい業界に勤めているなら、失業する確率の分、(例えば1/2)貯金すればいいだろう。これができていれば安心である。もっと言うと、現在の日本では、たくさん支出できるほど豊かではないということだ。しかし、頑張るのをやめてしまったり、社会主義に走ったりすれば、諸外国との差はもっとひらいてしまう。基本的に給料の2/3で生活するようにすればいいだけだ。これは、個人の努力でできることである。戦前の日本人はそれができていたと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?