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Sendai Social Innovation Summit2020(SSIS2020)に登壇してきました!

Sendai Social Innovation Summit2020終了!
半年間の社会起業家育成プログラムSIA2019の集大成で発表してきました。

まさか自分が登壇するとは思っても見なかった!

当日の様子はこちら。会場には270名ほどが詰めかけました。
西和賀からも関係者が10名ほど来てくださりました。
私の発表は2時間7分頃〜
↑これまでのやってきたことはこちら↑
圧倒的豪雪が魅せる一瞬の煌めきがある西和賀町だが、衰退の一途をたどり、その大元は自分の暮らしをつくる感覚の薄れ(身体性・感受性の欠如)から来ているという仮説と直観を元に、岩手県で最初に消滅すると言われている西和賀町から『Feel The Real(身体性・感受性を取り戻せる故郷を創る』というビジョンと、『豊かさの再定義(自分の心と身体が喜ぶ豊かさ)をし続ける』というミッションを打ち立てました。
残念ながら、大賞も優秀賞も共感賞もいただけませんでしたが、自分の自信になるいい舞台をもらえたと思います。
便利になりすぎてしまった世の中のはずなのにどこか閉塞感を感じてしまう世の中で、西和賀町から自分の心と身体が喜ぶ豊かさを再定義し続けるということは、これからの時代にとってとても意義深いことになるという確信はありつつ、暮らしを自分たちの手に取り戻すという少し手間のかかる作業は、効率的とは呼べず時間もかかります。でも今からがスタートだと思えば、10年後にはそういう世の中に近づいているかもしれません。
過疎高齢化人口減少が著しく進む西和賀町で自分の人生を主体的に生きる次世代へ繋げていくためにも、客観的な認められる賞が欲しかったところですが、それはこれからの課題ということに。
SIA2019メンバーの他皆様のプレゼンもとても素晴らしかったです(聞いてて泣きそうになるプレゼンばかり)。皆様と半年間走り抜けられて良かった。メインメンターで声をかけてくださった本多 智訓 (Tomonori Honda) さんには感謝しかありません。皆様ありがとうございました。そして本当にお疲れさまでした!!
また、遠いところ西和賀町から応援に駆けつけてくださった方々、オンラインで拝聴をしてくださった方々、polcaで西和賀⇔仙台間の交通費を支援してくださった方々、今日からFeel The Realの狼煙は上がりました。これからも引き続き応援してください!!
#SSIS2020
終わった直後に投稿したFB投稿をそのままUP

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2月28日の岩手日報に載りました。


去年の2月に会社を退社し、そこから自分の足で生きていくことを決意したわけですが、事業もやったことがなければ起業なんて考えたこともありませんでした。本プログラムで私のメインメンターをしてくださった方が2019年春に西和賀に来てくださり、プログラムの紹介をしてくれ、それでも自分がこのプログラムに参加していることなんて1㍉も想像できませんでした。

しかし、自分もこのままだとどう動いていいかもわからず、アルバイトをして細々と生きることになるかもしれないと思ったら、このままジリ貧で先に進めないより一歩を踏み出そうとチャレンジしてみることにしました。

去年の登壇者。こんな風に自分が堂々と発表している姿は全然想像できなかった。。。orz
エントリーシートに書いた内容。振り返ると自分の中身はほとんどブレてなかったな〜と関心。

応募して、採択されてからも何度も考え直すこともありました。「自分にはまだ早かったんじゃないか」、「自分の立ち向かう社会課題の設定はこれで合っているのか」、「こんなことを言ったら周りからどう思われるのか」。

西和賀から仙台に通うのはとても大変でお金もかかります。それに見合った成果なんてあるのかとも考えたりもしました。しかし、不思議と行動すると次々に道は拓けるものです。西和賀⇔仙台間の交通費をpolca(フレンドファンディングアプリ)で集めたら10万円近く集まったり、西和賀のメンバーが壮行会開いてくれたり。

やらざるを得ない立ち位置に追い込むのは昔からよく考えたら好きな方で、少しずつ楽しんでいたのだと思います。

財産は出会えた11名の仲間たち

そして、このプログラムの成果はなんと言ってもこの11名の仲間たちでした。

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自分よりも遠いところから通ってくる方や、視覚や聴覚に重度しょうがいを持つ方、本当に忙しい中睡眠を削ってチャレンジしている方々にはたくさん刺激をもらいました。

よくよく12名の方々を見ていくとそれぞれに強烈な原体験はあるものの、語弊があるかもしれませんが、普通の方々です。駅やレストラン、観光地にいて普通に買い物を楽しんだりしていそうな方々ばかり。ただ、少し違うのは日常の違和感を敏感に感じ取り、その一歩を踏み出すところなんだと思います。自分はどちらかと言うと日和見主義な一面もあります。休みの日はダラダラ過ごしたくなるし、みんなと一緒に動いていたほうが安心する場面も多々あります。人前で話すことは苦手だし、自分の考えを出して否定されるよりは黙っていたい。でも、やっぱり自分は自分の人生を主体的に生きたいと強く思うときがどうしてもあるのです。自分の直感と感性に従い動いて失敗したり喜んだほうが後悔が少ない気がする。自分が死ぬ時に最後「最高の人生を歩んできた。杭なし!」で死にたいと思うからです。

他の参加者にも自分と同じような似た部分が少しずつあることに気が付き、とても安心しました。

プログラムを終えて変わったこととこれから

プログラムを終えてみて思ったのですが、最初の頃のエントリーシートを読み返してもそうなのですが、そんなに思っていることが変わっているわけではないことに気が付きました。それに、すんごい事業計画書を書けるようになったわけでもないし、どこかで何百人を前に講演をする人になったわけでもありません。ですが、自分が高みに少し登った感じ。例えて言えば螺旋階段を登って、位置的にはまた同じ場所なんですが、視野が広がったイメージです。哲学者ヘーゲルの弁証法と言うのですかね。半年間という長いようで短かった旅を終えて戻ってきたのは同じ場所だったという、これも実践を通して気づけた学びだと思います。

これからについてはどうなっていくかが自分でもまだ見えていないことばかりです。ですが、次のアクションは見えており、近々そちらは動き出します。1年前、自分が1年後どうなっているかが想像できなかったようにまた1年後どうなっているのか想像が出来ないんですが、今はとてもワクワクしています。

自分の愛する故郷西和賀町が感受性・身体性を取り戻せる故郷になっていくこと、そしてその中で自分の子供や孫が生き生きとしている姿を想像したら止まってはいられないことに気が付きます。

本当にいろんな人にお礼を言いたいです。どうしても範囲が広くて皆様という表現になってしまうのですが、皆様ありがとうございました!!

旗は立ち上がりました。これからも突き進んでまいります。

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ネビラキ代表
瀬川然

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