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映画館を出ても、チッパーベースが後をついて来る。

皆さんも覚えがあると思うが、映画を出ると、つい主人公に成りきってしまう映画がある。それが、今日、ご紹介する「パリ警視J」だ。アラン・ドロンと二人、人気を二分してきたフランス映画俳優ジャンポール・ベルモンドのポリスアクション映画である。

パリ警視庁のジョルダン警視は、フランス最大の犯罪シンジケートの親分メカチを追っていた。マルセイユ沖で大規模な麻薬取引があるとの情報を得た彼は、ヘリで組織の船を追い、押収した麻薬を全て海に投げ捨てる。さらに危険地帯へと乗り込んで捜査を進めていくが、メカチはジョルダンの部下を殺してジョルダンに濡れ衣を着せようとする。モンマルトル署に左遷されながらもメカチ逮捕に執念を燃やし続けるジョルダンは、メカチの犯罪を証明できる唯一の男フレディの行方を探り当てるが…。というストーリーたが、高速モーターボートには飛び乗るは、カーチェイスあるは、ベレッタM93Rは炸裂するわの、これでもか!というほど、ジャンポール・ベルモンドのアクション満載の映画である。

そして、テーマソングのチッパーベースが映画館を出ても、ずっと後をついきて、主人公に成りきってしまう。カッコいい男だった。
ジャンポール・ベルモンドは…。

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