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君は、ジャッカルの日を見たことがあるか。
先日、トランプ元大統領の銃撃事件の報道を見ていたら、SPシークレットサービスは、ライフルをかついで行動している犯人に気づいていたにもかかわらず。見失ってしまった。と報道されていた。
「ジャッカルの日」を見てないのじゃないか…。とつぶやく私に、妻は古すぎて知らないから…と笑っていた。そうだ古すぎる。
1971年創刊のフレデリック・フォーサイス原作「ジャッカルの日」今から53年前のフランスドゴール
映画館を出ても、チッパーベースが後をついて来る。
皆さんも覚えがあると思うが、映画を出ると、つい主人公に成りきってしまう映画がある。それが、今日、ご紹介する「パリ警視J」だ。アラン・ドロンと二人、人気を二分してきたフランス映画俳優ジャンポール・ベルモンドのポリスアクション映画である。
パリ警視庁のジョルダン警視は、フランス最大の犯罪シンジケートの親分メカチを追っていた。マルセイユ沖で大規模な麻薬取引があるとの情報を得た彼は、ヘリで組織の船を追い
コスパ・タイパはハードボイルドには関係ない。
昔、笑い話で、友達が自転車の鍵をなくしてしまい、工具箱にあった頼りがいのない糸のこぎりで、ジミに鍵のつがいを切っていたら、映画好きの友達がよって来て、「なんだ…アルカトラズからの脱出、みてぇ〜じゃねぇ〜か?」と言われ、大笑いをしたのを覚えている。
クリント・イーストウッドの映画は駄作がない。しかも、ハードボイルドの巨匠。ドン・シーゲルとのコンビとあれば、もう何もいうことのない映画に、この「アルカト
君よ、この憤懣した世の河を渉れ!
世界のハードボイルドヒーローを書いてきたが、忘れてならないのは、日本のハードボイルド俳優である。昭和の頃の俳優は、青春時代を終戦後の動乱の時期を過ごしたせいか、腹が座っている人が多かった。中でも健さんこと高倉健は、男が惚れる、憧れのスーパーヒーローだった。
中学生のころだったと記憶している。なぜか忘れてしまっまが、早く部活が終わり、家に帰ってテレビをつけると、ちょうど健さん主役の「君よ憤怒の河を渉
マインドコントロールは、あなたのすぐ側にある。
第二次世界大戦終結後は、西側と東側に別れ、共産国家と資本主義国家の戦いになった。それは、兵と兵、武器と兵器を戦わせる肉弾戦ではなく、インテリジェンス。情報と情報を戦わせる冷戦となった。60年代から80年代初頭は、この冷戦を題材にしたスパイ映画がたくさん作られて、私の好きなハードボイルドヒーローは、スパイ、カウンタースパイを渋く演じて、魅了してくれた。
中でも、映画「テレフォン」はチャールズ・ブロン
枯れた男の哀愁が漂う
映画「スティルウォーター」はまったく知らない映画だった。しかし、ハードボイルド好きのユーチューバー、横道逸太郎さんが、2022年の見た映画ベスト10に、この映画を選んでいて、どんなものかと見る気になった作品である。
昨今では珍しい、枯れた男のハードボイルド役をマット・デイモンが見事に演じていて、思わず2回繰り返し見てしまった。
マット・デイモンというと、グッド・ウィル・ハンティングがあまりにも良
あなたはきっと、ん〜マンダムと言いたくなる。
今はあまり見られなくなってしまったが、男と男の一騎打ちも、ハードボイルドとしては、欠かせないコンテンツだと思う。
またまた古い映画だが「デスハント」を見たことがあるだろうか?男くさい、チャールズ・ブロンソンと、いぶし銀のような俳優。リーン・マービンの一騎打ちを描いた映画なのだが、これも何度もリピートとして見たくなる映画の一つである。
闘犬で傷ついた犬を助けて、もらい受けた漁師のジョンソン(チャー
俺は息子に誇れるものは何もない…とダンは語った。
若い頃、参禅をしたことがある。
趙州和尚、「無字の公案」という
最初にして、最大の難関である。
この公案に取り組んでいたところ、師家は、「自己本来の面目を考えよ。」とだけ言われた。
いま、考えても、この公案は、人生を左右する大命題だと思う。
映画「3時10分、決断のとき」は、まさしく、この自己本来の面目を描いた映画である。
主人公のダン・エヴァンスは、南北戦争に参加し、南部の人間にもかかわらず、
男は女の告白に、「お幸せに…」とだけ告げた
ハードボイルド俳優が、メロドラマを演じたらどうなるか?
考えてみれば、ハードボイルド映画にパートナーはつきものである。だからそんな括りこそ、ナンセンスと言えるかも知れない。また、時代は更に進んで、ジェンダー平等があたりまえの社会だ。歳を重ねた者こそ、時代の変化に気づき、若い人達を応援したいと常に思う。
そんな時代の流れとは逆行して、古い「カサブランカ」のハンフリー・ボガートのように、彼女の幸せを願
生き方を見直すと、人生のホントに大切なものが見えてくる
ハードボイルド俳優がメロドラマを演じたらどうなるか?
第4段は、ラッセル・クロウの「プロバンスの贈り物」である。
私は、人生に憂いを感じたとき、必ずこの映画を見る。
地中海性気候の乾いた空気と、南フランスの慕情感あふれる古城の屋敷。ワインをめぐる、謎めいたストーリーが大好きだからだ。
ラッセル・クロウは、「グラディエーター」「ロビンフッド」「レ・ミゼラブル」などの史劇のハードボイルドスターと言っ
ゴミの中で、やり直すと誓った愛
映画ゲッタウェイは、スティーブ・マックイーンの唯一のバイオレンス映画と言っていいだろう。
鬼才サム・ペキンパー監督がメガホンを撮り、ショックなシーンをスローモーションで撮るという、独特の手法をもちいている。
そして、主人公のスティーブ・マックイーンは、このスローモーション技法で、ショットガンをブッ放し、見事なガンさばきを、見せている。
一方。この映画は、強烈なバイオレンス映画にありがちな、アク
女は嵐の中を、彼の乗る列車を追いかけた
ハードボイルドの俳優が、メロドラマを演じたらどうなるか?
第二弾は、名画「恋に落ちて」である。この時代、清楚で、品のある女性といえば、メリル・ストリープだったのだろう。一方、マーチン・スコセッシ監督と組んで、ハードボイルド一直線のロバート・デニーロの共演といえば、もう名画になるのは間違いないと、約束されたような映画である。
妻に二人の関係をはなし、思っ切り強烈なビンタをくらい、ショボくれた思い