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🥁基 礎


★ある日のレッスンにて

ドン タン ドン タン…
シンプルな8ビートを生徒さんに叩いてもらってます。

少し生徒さんのストロークが乱れてきたので「ひとつ打ち」に練習内容を変えます。

タン、タン、タン…

そこで生徒さんが言いました。

「どれぐらい練習すれば私も先生みたいに色々なパターンを叩けるようになるんですか?」と。

詳しく話しを聞いてみると…
SNS上に溢れているテクニカルなドラム動画、奏法解説などをみて頭が"飽和状態"だと言うんです。

「世の中上手い人だらけじゃん…
自分は基礎さえ上手くやれないのに…」
ついそんな事を思ってしまうそうです。


その気持ち、凄くわかります。

自分自身も「同じ気持ちだよ」と答えています。





★シンプルな8ビートで出来る事

ドン タン ドン タン…

シンプルな8ビートで演奏出来る曲をボーカルパートを歌いながら叩いてみせます。
*歌は上手くないです(笑)


「ほら!このドラムパターンでそのままイケるでしょ?」と。 

すると初心者の生徒さん全ての人が

「本当だ!今練習してるパターンと同じなんですね!」

と喜んでくれます。




よく使わせて頂いてるのが以下の2曲です。

♩そして僕は途方に暮れる/大沢誉志幸さん

♩クリスマスイブ/山下達郎さん

引用する曲が古いのはゴメンなさい(笑)

ドン タン〜に限らず「8ビート」と呼ばれる
リズムパターンでかなりの歌モノを叩けるんですね。



★スタートであり、たどり着けないゴール

自分のレッスンを受けて頂いている生徒さんによく話している事があります。


「8ビートをはじめ…シンプルなパターンで歌を支えたり、色々な表情を付けられるようになりたい。それだけ出来れば自分としては十分だと思ってるよ」と。

自分の事を知ってるドラマー、ミュージシャン、またSNSに投稿している自分のドラム動画を見ている方々は「嘘つけ!」と思うかもしれませんね(笑)

誤解を恐れずに申し上げますと

「ひとつ打ち」と「右足のダブル」

この2つさえしっかり出来れば自分としてはテクニック的には満足なんです。

そして8ビートや16ビートと呼ばれるロックやポップスの「よく聴くリズムパターン」を色々なテンポとニュアンスで叩ける事。


これらはドラムレッスンで初心者の皆さんと一緒に練習してる内容と全く同じなんです。

基礎的な練習とは

「1番大事なこと」
「1番難しいこと」
「スタートであり、たどり着けないゴール」
そして
「音楽を支える喜びを得られる鍵」

だと思っています。




焦る必要は全くありません!
じっくり楽しんで下さい!!
一緒にシンプルに歌いあげましょう!

あ!!大事なドン タン曲忘れてました!
最後にこちらも貼っておきますね
やっぱり古いですね(笑)

♩Billie Jean / Michael Jackson

英太郎

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