🥁ニュアンス
「馬鹿じゃないの?」
誰かに言われた事ありますか?
自分は数え切れない程あります(笑)
冷たい表情で蔑むように言われる。
笑い崩れながら言われる。
苦笑いしながら呆れるように言われる。
同じ「馬鹿じゃないの?」でもそれぞれに
声の大きさ、トーンが違います。
リアルなコミュニケーションだと話しの流れ、相手の表情でどんな気持ちが込められているのか判断出来ますよね。
★SNS(活字)における言葉のニュアンス
コロナ禍の世の中になりリアルでのコミュニケーションの機会が激減しました。
皆さんもSNSをはじめ「活字」でコミュニケーションをとる事が以前より増えたのではないでしょうか?
自分もSNSに投稿やコメントする際は気を付けているのですが、投稿を見た人に不愉快な思いをさせるような言葉遣いをしたり、更には誤った情報や知識を書いてしまった事があります。
ニュアンスが伝わりにくい「活字」だからこそ
言葉の選び方、文体には気を付けたいと思います。
「上から目線」な言い方になったり…
「馴れ馴れしい」言い方になったり…
「冷たい」事務的な言い方になったり…
絵文字でニュアンスを補足するのもアリです。
前述の
「馬鹿じゃないの?」を
「馬鹿じゃないの?😂」
と書くとだいぶニュアンスが変わりますよね?
自分も50歳を過ぎたオッさんですから絵文字を使うのが実は恥ずかしかったりするんですよ(笑)
「物は言いよう」という諺がありますが
本当にそう思います。
★ドラム演奏におけるニュアンス
「俺より全然上手いのに…何を教えろと?」
そんな印象をもっていた若いドラマーからレッスンのオファーを受けた事があります。
とりあえず8ビート、16ビート、続いて自分の得意なパターン、フレーズなどを叩いてもらいました…
一通り聴いて「なるほど…」と。
自分に教えられる事を見つけました。
「シンプルな8ビートを怒りながら叩いて!」
「次は笑ってる感じで!」
徐々に???という顔になりました
「岩がゴロゴロ転がってるイメージでパターン作って叩いてみて」
更に??な表情に(笑)
少し意地悪な気持ちもあったんですが(笑)
彼がどんなパターンやフレーズを叩いても
同じに聴こえました。
「1つの色」しか感じられなかった。
どのパターンもフレーズも平坦に感じられました。
具体的にはリズムの感じ方、歌い方、アクセントの付け方、それに伴う身体の使い方などをレッスンさせて頂きました。
自分はドラマーとして「同じパターンやフレーズをいかに色々なニュアンスで叩くか?」ばっかりを考えてやってきました。
いや…やってます(笑)
「少ない引き出しをいかに沢山のニュアンス(フィール)で演奏できるか?」
と言えばカッコ良く聞こえますが…
今になって色々なパターンやフレーズ、ルーディメントなどをコツコツやったりもしています(苦笑)
★心がけ = 言動 = 演奏
「演奏にはその人の人間性が露骨に表れる」
何度かこのブログでも書きましたが本当にそう思います。残酷なまでに出ます。
しかも厄介なのは他人の事は分析出来ても自分自身を冷静に分析するのは難しいんです。
自分はドラマーですから他のドラマーの演奏はやはり気になります。
リアルに知っているドラマーは勿論の事、
SNS上で知っているドラマーにおいても
「その人の言動や雰囲気」と「ドラム演奏のニュアンス」が一致してる…
と感じる事が多いです。
何を叩いても怒ってる感じの人
何を叩いても包み込む感じの人
何を叩いても笑ってる感じの人
本当に人それぞれです。
「音楽やドラムを通じて人生を学びなさい」
「人生を通じて音楽とドラムを学びなさい」
昔、先輩から言われた言葉が最近ようやく少しだけ解るようになりました。
英太郎
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