英語の長文 こんな解き方は絶対ダメ!!
長文が苦手な3つの原因とは?
長文読解ができないと試験などでは点数に大きく影響してきますね。
英語の長文の解き方が苦手で試験で点数が取れないと悩んでいる人、長文の解き方や読み方のコツを知りたいと思っているなら今回はその悩みを解決いたします。
試験でも長文さえ点数が取れれば、かなり高得点が狙えるのに、長文が苦手なばかりに点数が取れない人は多いです。
これから、英語の長文の解き方をお伝えしますが、それを知っているか、知らないかで長文の解き方に差がつきます。
試験では必ず出題される長文というのは避けることができませんよね?
センター試験、私立大、国立大など英語の試験の約7割に英語の長文問題が出題されています。
英単語や文法の知識が豊富でも長文の解き方や読み方のコツを知らなければ、点数を取ることは難しいでしょう。
センター試験の英語でも長めの英文が出題されます。
私の経験上、英語の長文が苦手な人のパターンは3つあります。
①日本語の読解力不足
「日本語の読解力不足」が原因で長文が苦手。
これは英語というより日本語の読解力が普通の人より劣ってる人のことです。
普段から本をあまり読む習慣のない人などは、この傾向があります。
小説はもちろん、マンガや雑誌も読まないという人がたまにいますが、そういう人は国語自体が苦手な傾向にあります。
ということは必然的に英語の長文も苦手という状況に陥ってしまいます。
これは英語の長文読解力不足というよりも、日本語の国語力の問題になってしまうので、英語の勉強と同時に国語力もアップしないといけません。
「外国語の言語能力というのは母国語よりも上達しない」と言われています。
ということは日本語を理解する能力がなければ、必然的に英語も理解することは困難になります。
他の教科の成績が優秀な生徒さんでも、たまに国語力が苦手な人がいます。国語力が弱いとそれはそのまま英語の長文の読解力にも影響してきます。
文字数の少ない問題は理解できても、英語の長文になると話の内容を理解できなくなることが多いのです。
そういう人は英語の長文を一気に読んでも頭に入りません。その解決法としておすすめの方法があります。
それが長文を読んだ後に段落ごとに小タイトルをつけたり、自分なりに簡単でいいのでまとめること。
長文を最後まで一気に理解しようとせず、少しずつ消化していく方法です。
国語が苦手な人は、「目ではちゃんと文章を読んでいるけど、意味までは理解していない状態」で読んでいます。
なので、少しずつ自分の許容範囲で理解していく方法をとります。
②英語の文法を把握せず読んでいる
「英単語も文法もある程度学習している」という人が陥りやすい点です。
英語の文法を無視して長文を読むクセがつくと、話の内容をよく理解せずに問題を解いてしまうことになります。
英語の文法問題集を解いているときは、しっかりと文法を考えながら問題が解けるのに、いざ英語の長文になると、なぜかあまり文法のこと考えずに解いていく人がいます。
おそらく、英語の長文を見ると
「わっ!英語がいっぱい!長すぎる…」
英語の文字数の多さに圧倒されて舞い上がった状態になるのが原因です。
そういう状態のまま長文を読むと英単語だけを見ていって、いつもなら理解できる文法でさえ無視して読んでしまう傾向があります。
その結果、長文の内容をなんとなく理解しているという状態になってしまいます。
これは、スポーツでも同じような考え方です。
普段の練習では、基本的な動きを何度も練習しているのにいざ本番の試合になったら、舞い上がってしまって、いつもならできる簡単なことができなくなる。
英語の場合は普段から長文に慣れて、文法に従って読む練習をしていないと、本番の試験で長文が出たとき、面食らってしまっていつもの力が発揮できなくなってしまいます。
そうなると、長文の解き方や読み方が急に難しく感じてきます。
こういったことに心当たりのある人もいるのではないでしょうか。
長文はパッ見は英語だらけで、圧倒されますが1文1文に分解してみると意外と落ち着いて読むことができるはずです。
その状態で文法をしっかり意識しながら長文を読むようにしてみてください。
③間違った英語の学習方法をやっている
これも長文の解き方が苦手な人によくあるパターンです。
学校や塾、自宅でしっかり集中して英語の学習をやってる。でもなぜか英語の成績に伸び悩んでいる。
そんな人、いるのではないでしょうか?
実は、これだけでは英語の成績がアップしないことがあります。
原因は、英語学習の間違ったやり方です。
①英語の長文をとにかくたくさん読んでみる。量をたくさんこなせば成績がアップすると思っている→×
② 長文の中の英文を、1文ずつ日本語に訳しながら読んでいる→×
③ 英単語やフレーズばかり暗記している→×
①英語の長文をとにかくたくさん読む→×
①について英語を野球に例えてみます。
野球が上達したいなら試合の前に、まず基本のキャッチボール、素振り、バッティング、送球やランなど、いろんな基本練習をしますよね?
そして、本気で上手くなりたいなら、毎日休まずに数時間は練習すると思います。野球のルールや作戦についてもしっかり頭に入れておかなければいけません。
しかし、知識だけではいつまでたっても上達はしません。
いくら野球の本や動画を見ても、実際にに練習して体で覚えないと野球自体は上手くなりませんよね?
英語もこの原理と同じなんです。
長文の解き方や読み方を上達したいなら、とにかく数をこなせばいいと思っている人、上の例で考えてみてください。
試合にとにかくたくさん出場すれば技術はレベルアップするでしょうか?
確かに場慣れはるすかもしれませんが、技術力自体はあまり上達しないでしょう。
試合で負けたら、その原因を反省しますね。次は同じミスをしないよう毎日の練習に取り組むはずです。
英語の長文の解き方も同様です。とにかくたくさん読んだからといってレベルアップするわけでありません。
分からなかった英単語やフレーズ、内容の理解ができなかったらその部分をしっかり勉強して、繰り返し練習することで上達していくのです。
② 長文の中の英文を、1文ずつ日本語に訳しながら読んでいる→×
英語の長文 を読むとき日本語に一度訳してから理解したいという気持ちは分かります。
しかし、 翻訳した時点で満足してしまってはいけません。
英語の長文では筆者が伝えたいことが頭にしっかりと入るまで、繰り返して長文を読むことが大切なんです。
全体を通して何を伝えたいのか、ザックリと把握する必要があります。
たった1度だけ和訳して英語の長文を理解した気になるのは、野球の動画を⼀度⾒て
「よしっ!わかった!」
とできるようになった気になるのと同じことです。
③英単語やフレーズばかり暗記している→×
バッティングや守備の練習を毎日⾏うことは大切です。
練習ではバッチリだったの、いざ試合になるとヒットが打てなかったり守備でミスをすることがあります。
実際の試合において、確実にヒットを打ったりや守備をするためには応用というものが必要になってくるんです。
大切な試合というのは、二度と同じ場⾯はありません。
毎回違う状況の中、それに応じたプレーをしないといけないわけです。
英語の場合だと英単語やフレーズは完璧に暗記しても長文が完璧に解けるわけではありません。
英語の長文では覚えた英単語やフレーズがいろんなパターンで出てきます。
「単語だけ」「フレーズだけ」なら意味が分かるのに長文の中に組み込まれた瞬間、急にいつもの力が出せない人がいます。
あなたはそんな経験はありませんか?
せっかく覚えた知識でも、その時に柔軟に対応して長文を読める力、解ける力が発揮できなければもったいないですよね。
長文の内容がすぐに理解できるようになるまで練習する必要があります。
英語というものはスポーツに似ているという意味がお分かりになったでしょうか?
英語の長文の解き方や読み方に必要なこととは?
知識をインプットすることはもちろん大切ですが、応用練習も必要だということです。
英語の⻑⽂を読んだり問題を解いたりするのに必要なものは
「知識」
「応用⼒」
この2つを頭に入れて英語の学習をすれば確実に長文読解力はアップします。
だけどどちらか1つが欠けてもダメなのでこの2つを重点的に勉強していきましょう。
英語の知識というのは、英単語・フレーズ、イディオムなどのボキャブラリーを増やすこと。
それから基本的な⽂法を理解することです。
英単語などの知識は誰でも頑張ればある程度の量は暗記することができます。
普通に学校や塾で勉強しているあなただったら英単語の知識はそこそこあるはずです。
それにプラスして特に⼤事なのは応用⼒になります。
応用能⼒というのは、あなた自身でしかスキルアップすることができません。
学校や塾の講師がどんなに丁寧に教えてくれても、それは長文の解き方のコツやポイントといったものを伝えることだけです。
あとは長文の問題集などをしっかりやって応用力をつける努力をするだけです。1つの問題を完ぺきに理解するまで読みこんでください。
英単語やフレーズの知識はあるのに長文を解くのが苦手な人のほとんどは英語の応用⼒が足りていないだけです。
なんでもそうですが、ある事が上達したいと思ったら、すでにそれをマスターしている人の思考を真似することが近道になります。
ちなみに私も英語が大の苦手でした。学生の頃なんて英語の成績は普通以下くらいだったんですよ。
あきらめなければ絶対に力はついてきます!
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