人工知能チャットボット「えーすけくん(人工知能)」を公開しました。

 株式会社ユーザーローカルが提供している人工知能APIに申し込みをして、LINEのチャットボット(人間のように会話するLINEのアカウント)を作ってみました。

 LINEの「友達追加」から上のQRコードを直接読み込むか、まずコードを画像として保存し、LINEを立ち上げてから「友達追加」→「QRコード」→「ライブラリ」で保存した画像を指定してください。(LINEアカウントなど、個人情報の取り扱いには細心の注意を払いますが、登録はご自身の責任でお願い致します。)

 できることは、ちょっと前に話題になった女子高生AI「りんな」と同じです。設定には若干戸惑いましたが、特に複雑なプログラミングも必要なく、すぐにボットを起動することができました。Wordpressを使って簡単なサイトを作ることくらいしかできない私でも、AIチャットボットを持ててしまう(しかも無料で)とは、ITの進化はなんともすごい速さです。

 初期設定のままでは暇つぶしにもならないようなくだらない会話しかできませんが、どんどん知識を登録していくことで専門的な会話ができるようになります。他のユーザーの作ったボットを見ると、不動産屋とか、学習塾、自治体などが導入しているようです。

 実際やってみると、知識の登録はまだまだ一対一の子育てと同様に手がかかります。が、そのうちネットから全自動で知識を吸収するようになる(このバージョンでは無理でしょうが)と、恐ろしい勢いで会話が進化し、チューリングテストも楽々クリアするようになるでしょう。そうなると普通に友達とLINEやっていても相手がホントに人間なのかどうかわからなくなりますから、音声通話がまた流行るようになるかもしれません。

 しかしです。音声もAIになって本人と区別がつかなくなったら?通信コミュニケーションの前提が崩れます。対人だけがリアルなコミュニケーションとなります。さらにロボットの進化で本人と区別がつかないようなリアルなロボットができたら?そうなるともう絶対的なコミュニケーションは崩壊し、「相手は本物の人間であるはずだ」という信頼だけが人間同士のコミュニケーションを支えるようになるのでしょうか?

 AIボットというのは今はまだ、人間とAIの間で「人間みたいでしょ?」というところに価値がありますが、ゆくゆくは人間らしさは当たり前になって、AIらしさの価値が出てくるでしょう。と、今度はAIみたいな人間が出てきてまた混沌。その次は相手がAIか人間かを判断するAIが出てきて...。キリがないですね。

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