2020年ドラフト傾向

2020年ドラフトはコロナ禍の影響がくっきり出るドラフトです。

資金力の有無が指名傾向に間違いなく反映されます。


例えば、コロナ禍でも支援する親会社の業績に与えた影響が少ない、または業績増になったIT系のSoftBank、楽天、DNeAは例年通りのドラフトが展開できるでしょうし、ストックが桁違いの巨人もビンチをチャンスと捉える指名が出来るはずです。

おそらく巨人は例年ならば順位が上の中位クラスの選手を下位指名で獲りにかかるでしょうし、育成枠では例年ならば本指名にかかる選手を青田買いするでしょう。

コロナ禍ドラフトは間違いなく巨人には追い風です。

逆に親会社を持たない広島は悲惨です。

近年優勝してペイロールも増大した最中、頼りのチケット収入がないに等しいシーズンでした。

当然補強費も大幅にカットするはずで、極論1位で本指名を打ちきっても驚きません。

その代わり育成指名で数を整える、はあるかもしれません。

西の雄、阪神も今年のドラフトはキツイでしょう。

電鉄会社はコロナの影響もろ被りです。

甲子園にも客を入れられず、ここもチケット収入がなくなれば厳しいこと請け合いです。

同じ理由で西武も厳しいでしょう。

日ハム、ロッテなどの食品メーカーが親会社で巣籠もり需要もあり、本業のダメージは深刻ではないものの無観客試合を重ねてた球団の赤字を埋めるのに精一杯なはずで補強費は切りにかかるはずです。

ヤクルトは食品業が軸ですがヤクルトレディが機能しなくなった分の減収はバカに出来ないはずです。

日ハムロッテよりも厳しく補強費は詰めるでしょう。

オリックスはリース金融業ですから、コロナ禍でも影響はバカにならないと私は見ます。特にリース業。

そう簡単には例年通りの補強費出さないと思いますが果たして。

中日は例年通り指名が可能でしょう。

ただ無観客のダメージと経営陣に与える来季の心理的プレッシャーを考えると巨人以外は切りつめに走っても驚きません。

佐藤を当てたら、巨人の一人勝ちもあり得るドラフトです。

傾向としては本指名数減、育成指名増で間違いない2020ドラフトだと思います。

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