運動神経は遺伝か?

運動神経は遺伝か?

母体側からの遺伝的影響が大きいだろうことは経験則的にわかる。

脳の運動回路が作りやすいと言う遺伝的要素はあるだろう。
しかし幼年期の回路形成トレーニングをつめば、かなりの運動神経回路は健全に形成されるだろう。

私の父方の家系は肥満体質で私は物心つく前から、父に運動をさせられた。側溝のドブをジャンプする。全力疾走。

小学校に上がる前に自転車にも乗れる様になっていた。

そのせいか運動神経はかなり良かった。

100メートルは高校生のとき11秒7で走ったし、大抵の球技は上手く扱えた。

脳出血で右片麻痺により、右運動神経回路が破壊され、新しい回路を構築する作業にはこの幼年期に形成された運動感覚が非常に助かった。

私の父は私が幼いとき亡くなっているが、この歳になっても私を助けてくれる。

大相撲の力士スカウトは身体の大きさだけをチェックしてスポーツ経験は問わない。

14,15歳ぐらいまではそこから鍛えても間違いなく伸びるからと経験則的にわかっているからだ。

運動神経回路の形成は、幼児期からの運動習慣が左右することは間違いないと思うが、脳の可塑性を考えればある程度の年齢までは運動神経の発達については大丈夫ではないか、と思われる。

遺伝というより親の教育哲学に寄るところが大きいだろうと考える。



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