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令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)とは何か?


2024年6月5日に厚生労働省より
「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況」
が公表された。

人口動態統計(人口動態調査)とは何か?

この人口動態統計(人口動態調査)とは

1:調査の目的
人口動態調査は、我が国の人口動態事象を把握し、人口及び厚生労働行政施策の基礎資料を得る ことを目的とする。

2:調査の対象及び客体
「戸籍法」及び「死産の届出に関する規程」により届け出られた出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の 全数を対象としているが、本概況では昨年 1 年間に日本において発生した日本人の事象を客体とした。

3:調査の期間
令和5年1月1日~令和5年12月31日

4:調査の方法 市区町村長は、出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の届書に基づいて人口動態調査票を作成する。

厚生労働省HPより

というもの。

人口動態統計の資料は全部で3つ

現在厚生労働省が公表している人口動態統計の資料は全部で3つ。

①人口動態統計速報

数値:調査票を作成した数
集計客体:日本における日本人及び外国人、 並びに外国における日本人 (いずれも前年以前発生のものを含む)
公表:毎月(調査月の約2か月後)

②人口動態統計月報(概数)

数値:概数
集計客体:日本における日本人 (前年以前発生のものを除く)
月報(概数) 公表:毎月(調査月の約5か月後)
月報年計(概数) 公表:毎年(調査年の翌年6月上旬)

③人口動態統計年報(確定数)

数値:確定数(概数に修正を加えたもの)
集計客体:日本における日本人 (日本における外国人、外国における 日本人及び前年以前発生のものは別掲)
公表:毎年(調査年の翌年9月)
刊行物:報告書(刊行は調査年の翌々年3月)

今回公表されたのは
②の人口動態統計月報(概数)の月報年計(概数)
になります。

①人口動態統計速報と②人口動態統計月報(概数)月報年計(概数)の差異は?

①②の違いがどの程度があるかを確認してみました。

厚生労働省調査結果を弊社にて編集

とすべての数値において、大きく数が減っていることがわかる。
これは上記の調査概要に記したように①②の集計客体の違いに要因がある

①人口動態統計速報
日本における日本人及び外国人、 並びに外国における日本人 (いずれも前年以前発生のものを含む)

②人口動態統計月報(概数)月報年計(概数)
日本における日本人 (前年以前発生のものを除く)

となっている。

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