令和6年度高等学校DX加速化推進事業(DX ハイスクール)って何?
2024(令和6)年4月16日、文部科学省が
「令和6年度高等学校DX加速化推進事業(DX ハイスクール)の採択校」
を発表した。
令和6年度高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)の正式名称は?
正しくは
「令和6年度高等学校等デジタル人材育成支援事業費補助金」
総称が
「高等学校 DX 加速化推進事業」
で、総称の総称が
「DXハイスクール」
ということになるだろうか。
令和6年度高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)って何?
文部科学省のホームページを見ると
本事業を行うにあたっての「現状・課題」「事業内容」が記載されている。
現状と課題
大学教育段階で、デジタル・理数分野への学部転換の取組が進む中、その政策効果を最大限発揮するためにも、高校段階におけるデジタル等成長分野を支える人材育成の抜本的強化が必要
事業内容
情報、数学等の教育を重視するカリキュラムを実施するとともに、ICTを活用 した文理横断的・探究的な学びを強化する学校などに対して、そのために必 要な環境整備の経費を支援する
●支援対象:公立・私立の高等学校等
●補助上限額:1,000万円/校(1,000校程度)
●補助率:定額補助
求める具体の取組例
・情報Ⅱや数学Ⅱ・B、数学Ⅲ・C等の履修推進(遠隔授業の活用を含む)
・情報・数学等を重視した学科への転換、コースの設置 (文理横断的な学びに重点的に取り組む新しい普通科への学科転換、コースの設置等)
・デジタルを活用した文理横断的・探究的な学びの実施
・デジタルものづくりなど、生徒の興味関心を高めるデジタル課外活動の促進 ・高大接続の強化や多面的な高校入試の実施
・地方の小規模校において従来開設されていない理数系科目(数学Ⅲ等)の遠隔授業による実施 ・専門高校において、大学等と連携したより高度な専門教科指導の実施、実践的な学びを評価する総合選抜の実施等の高大接続の強化
支援対象例
ICT機器整備(ハイスペックPC、3Dプリンタ、動画・画像生成ソフト等)、遠隔授業用を含む通信機器整備、
理数教育設備整備、
専門高校の高度な実習設備整備、
専門人材派遣等業務委託費 等
その結果、
・デジタル等成長分野の学部・学科への進学者の増
・大学段階における理工系学部
・学科の増 ・自然科学(理系)分野の学生割合5割目標
・デジタル人材の増
を実現し、
成長分野の 担い手増加させるというもの。
次回は、どのような高等学校が採択されたかを確認する