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肋骨2本骨折体験レポート ~知っておいてもよいこと

年の瀬、12月27日未明、不注意でベッドから落ちてプリンタの角に背中から落ち、肋骨を見事に2本折った。人生初骨折!想像より痛く、色々学んだことをまとめてみる。

肋骨骨折は多く、骨折の10%

指や足の方が多いかと思いきや、肋骨骨折は全体の10%。大事な臓器を守る役割であることと、ヘルメットや車のバンパーのように衝撃を吸収するために折れる構造になっている。そういう意味で、起こりやすい骨折なので私の体験レポートも参考になると思う。

肋骨ヒビを2回経験

骨折は初だが、ヒビは2度経験している。

1度目は、なんとテニスボール(硬式)が至近距離でボディショットとなり、胸に当たって起こった。実業団レベルの速さだとテニスボールですらヒビを入らせる威力になる。
2度目もテニスでボールを追って逆を付かれて足が付いていかず転倒し、胸から地面に落ちたことでひびが入った。

どちらのヒビも全治3-4週間、シップとリブバンドという固定用のバンドを胸に巻く程度。リブバンド(バストバンドともいう)は下記のような胸部固定帯だ。

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ヒビはそれほど痛くない。普通の状態ではまったく痛くなく、大きな動作や捻ってようやく痛みが生じる程度。ただし、ヒビがいった所をもう一度やると骨折するから注意するようドクターに言われて運動等の再開は気をつけた。

どう骨折したか?

骨折はちょっとした不注意で、ベッドにマイクロビーズのクッションでうたた寝した後、お風呂に入ろうと身体を起す際に、ベッドの端に手をつき損ねて(エッジのさらに外側だった)、バランス崩して背中から落下。

印刷のためにパソコンのある机のそばに持ってきていたプリンタの角に背中から落下した。

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写真の通り、結構尖っている。絶対に突き刺さって怪我したと思うほどの落ち方と痛みだったが、幸い背中は三角形に赤くなっただけ。
冷やしたが内出血もなかった時点で、痛いけど骨折してないな、と思ってしまった。

痛みは強烈だったけど、内出血もないし、ヒビの酷いものか、打撲の痛みと思って、その日約束していたテニスに行った(※コロナ対策万全にしてます)。人数がちょうど4人でダブルスだったので、やってみてダメだったら帰ろうと。

痛みは相当だった。テニスバカでないと出来ないほどの痛みで、捻りを抑えてなんとか試合が成立していたという感じ。最大の痛みが分ってきてから、それを越えないなら怖さもなく耐えられそう、と頑張った。
普通は出来るレベルではないと思って、昼過ぎ早々に離脱。

翌日、病院へ行ってレントゲン。データそのものはもらえなかったので、ほぼ同じイメージのものがこんな感じで、2本折れて、段差のズレがくっきりと。

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治療はリブバンドで押さえるだけ

治療法は1ヶ月リブバンドを巻き、湿布・消炎剤塗布で痛みを抑えること。1ヶ月後にくっつき度合いを確認とのこと。

骨折=内出血する、というのとは違うということを知った。内出血しなればそれほど重傷ではないだろうと思ったが、違った。痛さが違う。

痛みとの戦い:対処方法

ヒビと違って、骨折はとにかく痛い。はじめの3日が特に痛い。

骨折の場合、経験者はみな言ってるが、咳、くしゃみ(地獄)、しゃっくり(規則的にあの痛みが来ると思うとぞっとする)、爆笑禁止である。大晦日恒例番組「笑ってはいけない」は封印。おとなしく歌番組を鑑賞。

次に痛み対策方法を挙げる。

就寝時は仰向けになるべく寝る

横に寝る時は、骨折した側を上に。

寝ている状態からの起き上がり方は痛い側を上にして、下側の腕で身体を起す

杖を近くに置いて、座った状態から立ち上がる時に腕でサポートする

くしゃみが出ないよう、暖かくする。コショウに近づかない

しゃっくりが出ないように暴飲暴食しない

お笑い番組や面白そうなビデオ、記事を避けて爆笑しない

痛みの経時変化

3日間:激烈な痛み、動きに制限、外出は不可。ちょっとした荷物も持てない。寝起きで苦痛。深呼吸どころか、普段の呼吸を少しでも越えて息を吸うと痛い。ゆっくり歩く以上の運動がそもそもできない。

1週間:若干マシな痛みになる。くしゃみ、咳でまだまだ痛い。捻らなければ荷物も持てる。早歩きの呼吸はまだ痛い。

3週間:くしゃみを気にしない程度の痛み。早歩き程度はできるが、ランニングは厳しい。ゆっくり目のサイクリング可能。

4週間:ほぼ痛みなし。早い人は骨がくっつく。私はばっさり折れたせいか、歳のせいか付きが悪く、リブバンド継続。

5週間:くしゃみで痛みがなくなる。動かし方によって痛いことがある。ランニング可能なレベル。痛みがなくて、感動と感謝の念が出る。

ーーー 今この時点 ーーー

6週間:通常骨がくっつく時期。リブバンド継続し、無理な動きと再度衝撃を与えないよう注意。

2トントラックに挽かれて肋骨を全部折ったという人の話を聞いた。しかし、半年でもう普通に歩いて仕事もされており、ランニングを開始しておられる。この方の快復力は半端ないが、2トントラックの重さの衝撃を吸収した肋骨って素晴らしい。

学び

家電がデザイン重視になり、安全重視の角が丸いものから、角張ったスッキリ系になっている。落ちる可能性があるところに置いてはいけない。ベッドから落ちたことは50年生きてて数回しかないが、落ちたことも考えて、危ないものを置かないこと。

公私忙しく、生活リズムが崩れていたせいでうたた寝して起きるときに起こったのは、マインドフルネスな生活をしていなかったということ、反省。

そもそもプリンタは無線対応で、PCの側に置く必要はないのに、ドライバのインストールを何度かやってうまく行かず、ほったらかしにしていた。
後でやってみたら、あっさり一発で出来た。設定はしっかりやること

身体が健康であることの大切さを改めて知る。咳やしゃっくりですら痛く、深呼吸できないと運動のパフォーマンスが全然出ない。

まとめ

肋骨は折れることによって内臓を守ってくる大切なもので、日々気をつけて丁寧に生き、骨折しないようにしたい。




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