12月、1月やったゲームについて書きます。

 みなさんこんにちは、股に掛けてますか? 今回は年跨いで二か月分のまとめ記事になります。いつもお世話になっております。エーリです。
 ズルズルと『tERRORbane』のバグ埋めしてたらいつの間にか月中になってたので。なのでちょっと文章量が多いです。読み応えがあっていいですね~。早速見ていきましょう。

・Ogu and the Secret Forest

 オグという謎のやわらかくてカワイイやつが主人公のゲーム。見下ろし視点でパズル要素アリのアクションアドベンチャー。収集要素とかクラフト、マイルームみたいなのを加えて現代的にした昔のゼルダみたいな感じ。プレイフィールは夢島とかに近かった。能力が帽子の付け替えと連動してたり、困難な道のりは都度友達を電話で呼んで解決するのが操作の簡略化につながってて上手いと思った。傷ついたライフを無料で回復する手段がダンスで、回復する理由が「楽しいから」なのもゆるくていい。
 昔やったゲームに出てきたヤクって動物を勝手に空想上の生き物だと思ってたらふつうにいるやつで驚いたことがあるんだけど、オグは流石にいないよね? いたらゴメン、オグ。
 アーリーアクセスなので挨拶だけ済ませてまた温めのフェーズ。今のところは安定して面白かったです。

・マルコと銀河竜

 ノベルゲームにカートゥーンのアニメパートを添えた豪華なゲーム。地球出身やさぐれトレジャーハンター少女とスーパードラゴンが危険なお宝を持って地球に帰ってくる話です。変な人がいっぱい出てきてまともな人があんまり出てこない。フルボイス、スチル多すぎ、アニメ気合い入りすぎで、プレイ時間は短いのに満足感がすごい。
 とにかく密度がすごくて、プレイ時間のほとんどが面白い。ノリが軽いので合わない人はいるかもだけど、ストアページのスクショとかPV見て面白そうだと思ったら行っちゃっていいよ。(って言ったときにリンクないの微妙に困る気がするから、ゲームを紹介する際にはリンクも添えることを2024の抱負とします。次からがんばる)
 なぜかSwitch版の定価がめちゃめちゃ安く、ふつうにセールもするのでお買い得。ぼくはそっちで買った。とくに不便はなかったです。PCならもっとロード早いんだろうな~、とたまにボイス飛ぶのが気になったぐらい。

・サンセット・ルート

 ストアページでは航海シミュレーションとか戦略経営シミュレーションとか謳っています。定価120円とたいへん安価なリソース管理ゲー。
 基本は、交易先を選ぶ→積荷を売ってクルーを獲得 or スルー→交易先を選ぶ。の繰り返し。5ターンごとにノルマのお金が徴収されるので、それに合わせて正方形9マスの船員枠を強くして稼げるシステムを構築してく……、とシンプルな内容。船員の方向性を決めてコンボを組んでく過程がしっかりおもしろくて、間違いなく値段分以上は遊べます。ハマれば全実績とか目指して10時間以上遊べるのかな? ぼくは時間空いた時のながらゲーデッキに入れました。

・Metal Unit

 メカが出てくる世界観なのにドラゴンも出てくるし登場キャラはカワイイ女の子わりと大味な2Dアクション。回避が強い。ローグライクと謳ってはいるけどハクスラのほうが近いかも。クリアまではやってないのでまた手が伸びたら。

・Lost Potato

 狭めの正方形内で展開するトップダウンのローグライクアクション。あの傑作『Brotato』を作る前のBlobfishによる作品。WASDによる移動とクリックで繰り出す謎のパンチだけの簡単操作で、ワラワラ湧いてくる敵を全員しばいていくそれはもうシンプルなゲーム。
 「自機の攻撃では敵は倒せない」というのが最大の特徴で、ノックバックでトゲ罠に押し込むとか敵の弾や友達の弾を反射して当てるとか、そういうカンジで間接的に敵を倒していくデザイン。
 『Brotato』が圧倒的におもしろいので、まだの人はそっちからやってほしいんですが、『Lost Potato』のほうもゲームを作るアイデアの上手さが明らかに見てとれるよいゲームです。

・ProtoCorgi

 Steamの大型セールのたびに犬か猫のゲームを買うっていう縛りで勝手にやってるんですが、今年のオータムセールの犬がこちらです。犬が宇宙で戦うSTG。
 軽く触ったけど、案の定あんまりアーケードっぽい王道のSTG合わないんだよな~って気持ちになってしまった。苦手なジャンルがあると損なのでたまに和解を試みるんですけど、今回ではなかった。犬はかわいかったです。

・さよならエレクトリック

 月面基地を舞台にした短編のADV。フルボイス。クリスマスイブのお話なので、長いことライブラリにいたのを引っ張り出してきた。
 グラフィックも語りも優しげなのでだいぶChillできます。地の文も含めてフルボイスだったり独自のUIを使っていたりと、手抜きの少ない豪華な構成。
 唯一にしてスーパー最大の欠点はボリューム。セールで買ったからいいんですけど、定価(980円)で買ってたら短すぎて泣いてたと思う。めちゃ短いわりには強いアイデアでバシッと決める綺麗さはなくて、単純に腹一分目ぐらいで終わるので、ゲームとしては「ちょっと読後感でスッとできる」程度の効能しかないのが残念。

・Thronefall

 早期アクセス中の圧倒的好評タワーディフェンス。ウェーブ制で、自機も動いて敵を殴りに行けるタイプ。わりと普通の内容だけど平凡には終わってなくて、丁寧な難易度調整(ちょっと難しめではある)と目に優しいグラフィック、心地よいSEで「動かしてるだけで楽しい」をちゃんと実践できてるのがイイ。革新的なアイデアではなくて、既存ジャンルのブラッシュアップで好評を獲得してく姿勢もまたかっこいいですね。
 まだ始まったばかりでボリュームは少ないけど、直感では買って大丈夫な方のEAだと思う。アップデートによるボリュームアップに応じて定価も上がってくらしいのでさっと買って温めとくのもアリ。

・tERRORbane

 2023最後のゲームに選ばれました。ゲームのゲームです。『There Is No Game』とかもそうだけど、ゲームのゲームって製作者のゲームへの愛がしっかり表に出ることが多くて遊びごたえありがち。
 開発者は自信満々が「完璧なゲームだ!」と言い張るRPGは、いざプレイしてみるとバグだらけ。プレイヤーは開発者渾身のゲーム『テラーベイン』を遊びつつ、各場面のバグを収集しバグリストに記入。いずれ「お前のゲームこんなにバグだらけじゃねーか!!」を突きつけよう! みたいな感じ。ジャンル的にはRPGの体裁をとったADVということになるんですかね。
 移動速度含む全体的な挙動の重さもあって、バグリストのコンプリートがけっこうダルく感じて長引いてたんだけど、パロディ多めノリ軽めの道中は楽しかったし、エンディングも綺麗にまとまっててよかった。まあ『There Is No Game』のほうが好きかも。

ここから1月分です ↓

・ファミレスを享受せよ

 かなりの話題作。「いやあでも雰囲気系でしょ~」ってちょっとの侮りが正直あったんですけど、想定よりパーフェクトな出来栄えでした。ジャンルはADV。深夜になんとなく行ったファミレスから出られなくなっちゃって、同じく出られなくなっちゃった人たちとの交流で謎のファミレス「ムーンパレス」をどうにかしちゃおう。みたいな感じ。
 テキスト・ビジュアル・音楽・キャラクター、どこをとっても隙のない良いゲームでした。わりと全人類にオススメ。

・そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!

 ぼくもたまにタイトルと全く同じ気持ちになることがあります。今もそう。寿司を食べないと死ぬ男による寿司を守る戦いの物語。ジャンルは面クリア型の3Dアクション。文字通り寿司を食わないとゲージが減ってって死ぬので、適宜寿司を補給しながら走り回って指定の貫数食べたり目的地に向かったりする。
 寿司を食わないと死ぬ、という人間として当然の感情に着目した明るいノリかつ、難易度調整・ボリュームがちょうどいいアクション。続編も出てるのでそのうち買う。

・Cobalt Core

 みんな大好きローグライクデッキ構築。STS系で、宇宙船が出てきて、なのでFTL meets StSって感じかも。そこから味付けでループとケモキャラが入ってる。全体的に丁寧で寝る前にやってもチルできます。安心。
 カード切る行為以外に自キャラを横軸で移動させる行動があるのが特徴で、よく考えて動かなきゃならないから1ターンが長くなりがち。STSでいうレリックがそんなに派手じゃないのもあって、なんとなくパズルゲームっぽい触り心地。この手のゲームにしてはストーリー要素がしっかりあるし、取っつきやすいのであんまりジャンル慣れしてない人も楽しく遊べるはず。けっこうオススメです。

・いるかにうろこがないわけ

 ファミレスと同じところが作ってる一画面完結面クリア型のシューティング。難しい。無料。1ステージが1ページという扱いになってて、最後まで読み切るといるかにうろこがないわけが判明するらしいです。お話の内容は今まさに攻略中ってときに画面下に表示されるのでとくに後半はお話ぜんぜん入ってきません。
 クリアしたらこれを個別記事にする予定だったんだけど、プレイ時間100分でまだクリアできず。この手のゲーム苦手な人(私は得意でも苦手でもないって感じだと思います。たぶん)にはめちゃクリアが遠いことを除けば物凄いテンポのよさと難易度調整で遊びやすいゲームです。無料だし。

・SUPER 56

 Aボタンだけで遊べるスーパーなミニゲームが56個入ってます。名前の通り。収録ゲームは全体的にパロディ多めノリカオスめで楽しい。メイドインワリオの知り合いといえば通じはよさそうです。ついでに、『Nippon Marathon』の製作元といえば楽しい感じは伝わる人には伝わりそうです。
 Aボタンだけで頑張ってバリエーションつけてるのはすごいし面白いけど、ちょいテンポ悪いかも。全然調子ダメなときはわりとすぐ終わるので、サッとやって即やめ or いいとこまでいけて満足げにやめのどちらかになるのは偉い。曲もいい。

・通神演義

 中華っぽいヴァンサバライク。Switch版が日本語対応だったから買ったんだけどなんか配信停止になってる……。なぜ。
 シナジーのある2種類の武器を揃えたら特殊効果が発生するのと、装備強化のタイミングが任意なのが特色かな。リロールがいっぱいできるのもこの手のゲームだと珍しいところ。まともに面白いけど処理落ちがひどかった。
 誰かなんでSwitch版配信停止してるのか教えてください。Steam版は生きてるっぽいけど。

 こんな感じですかね~。
 ほんとは年始に『LIVE A LIVE』も始めたんだけど、あまりにも序盤で放置してるから来月に回します。今年の目標のひとつにゲーム100本クリアがあるので、来月も楽しく小気味よくナイスゲーミングライフ送っていきたい。
 また近いうちにお会いしましょう。

ぼくのゲームライブラリが潤うとともに、文章を書くモチベーションが高まります。すごいです。