合同短編上演会2021に寄せて

合同短編上演会2021に寄せて

上演を終えて、ふと浮かぶのは「宇宙船に乗せてここまで運んでもらった」そんな感覚です。いつの間にか未知の目的地に着いていた。

今年のふゆぶんは、全体のテーマが「旅」という私にとってとても身近で大切なものでした。仕事の関係で時間の制約が厳しく、ふゆぶんという旅全体をがっつり満喫できなかったのが悔やまれますが、最終日の団体であるあたらよが最高の形で旅を回収してくれていたおかげで、旅人の感覚をたのしめました。(イーアイオーの◯ンダー島も話に出てきていました。嬉しかった)

ひとりではここまで来ることはできなかった。企画から動画編集から何まで、全てを担ってくれたYumiさん、対バン相手のまやちゃん、ふゆぶんスタッフの皆さん、この空間をつくってくれたマスター。おかげさまで、今年もふゆぶんに関わることができました。ありがとうございます。

さて、作品に関しては「2021年◯ンダー島の旅」「奇行或いは寄稿或いは紀行 」のどちらにしても、本当にその場その場で生まれたもの、日々考えていることが色濃く反映されたものになりました。私は、もうひとりの自分(現実世界では、未来の自分かしら)にツケが回るとしても、今、を大切にしたいです。これは私自身の意見です。反対食らいそうですね。昨日もあるひとに「深夜にらーめん食べたら後でツケがくる」とたしなめられました。気遣ってくれる仲間が京都にはいっぱい居ます。本当に素敵なことだ。

ふゆぶんのおかげで、作品の旅(目的地を決めず、創作過程を味わい、たのしむ)そして、京都への旅(ふゆぶんを口実に、4泊5日しました)を心から満喫することができました。やっぱふゆぶん最高~!深夜に食べるらーめんくらい最高。

今回出会ってくださった(観てくださった)みなさん、旅をともにしてくれた仲間たちへ。心から、ありがとうございました!次の旅をたのしみに。また会いましょう!

愛川星


合同短編上演会は2019/2020に続いて2021年は3回目です。
以前の2回はお互い自由に作りたいものを作ってきました。上演当日までお互いの作品を知りませんでした。

今回の2021は以前と異なる点が2つあります。
一つ目は、参加している喫茶フィガロ冬の文化祭2021のテーマが「旅」です。
そこで合同短編上演会2021は「○ンダー島」としこれを参加チームの共有としました。
今回一緒にやってくださることになった日乃本まやみさんとは「○ンダー島」という場所を共有し、その中で創作してもらいました。「○ンダー島」は水や空気があり地球とよく似た環境です。ただ地球と違うところもあります。その違う部分をお互い創作しました。
もう一つの特徴はツイキャスライブ配信です。記録映像から作る配信よりもライブに近くなります。イーアイオーは今までライブ配信の経験はありません。今回、ライブ配信を可能にしたのは喫茶フィガロや喫茶フィガロ冬の文化祭のスタッフの強力なサポートがあったからです。

イーアイオー【2021年○ンダー島の旅】
このエリアでは私が2人います。とにかく忙しいという日常から生まれた発想です。
洗濯機のエピソードは数年前まで二槽式洗濯機を使っていた経験からです。
SF的ですが日常からでてきたものです。
日乃本まやみ(オモヒグサ興業)【奇行或いは寄稿或いは紀行】
こちらはエリア民総電波エネルギー波搭載計画で人々がつながるエリアです。
こちらもSF的ですが、現代社会が創作の背後にあると思います。
日乃本まやみさんのエネルギーが見事に生かされてぐいぐいくる作品でした。

作品というのは一緒に創っていく仲間はもちろんのこと、受け取ってくださる方がいて「完成」します。
受け取り方には幅があり受け手により変わってきます。
受け取ってくださりありがとうございました。
Yumi


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