YPがデュエマ(デュエプレ)をすると遊戯王より運ゲーだと感じる理由

どうもこんにちは。爆冥アインです。
今回は遊戯王プレイヤーがコラボに惹かれてデュエプレを始めて感じた差について書こうと思います。

遊戯王はマスターデュエルをサービス開始からプレイして安定して最高ランク帯に到達できる程度、デュエプレは一応始めたシーズンからND(闇単ヘルボロフ)AD(赤単ガトリング)で両マスターまでは到達しました。

なおデジタル版でしかプレイしていないため、両者とも紙の環境には疎いことをご了承下さい。

デュエマと遊戯王では運の質が違う

私が両方のゲームをプレイして明確に感じたのは、「運ゲー!!!」と感じる場面が明らかに違うということです。
遊戯王の場合、運ゲーの度合いがかなり1か0かに偏っており、1を引けば全てを蹂躙し、0を引けば人生が終わるという極端な状況になることが多くあります。
デュエマの場合、1か0かという状態はよほどひどくない限りは無く、少しずつ運要素の絡むやり取りをしている中で、いきなりシールドトリガーという特大の運要素が突っ込んできて運命力を試されることになります。

例えばデュエプレで赤白バイクを握ったとして、シールドトリガーの中身がレッドゾーン4枚とターボ55で、引いた手札がDNAスパーク4枚ターボ4枚キリモミ4枚で負け!なんてことあると思いますか?そうそうありえないですよね。
でも遊戯王ではこんな感じで負けることが普通にあります。

遊戯王はほとんどの場合1,2ターンで決着するという性質上、初手の良さにかかる比重が高く、そこで今使えないカードをまとめて引いてしまえばその時点で人生終了して負けということがそれなりに発生します。

その代わりに一旦動き出すことができれば運が絡む要素は少なくなり、安定した盤面を築きあげ、よほど極端な回答札や運が良すぎる手札を叩きつけられなければ相手のどんな動きにも対応して封殺しきる、という勝ちが多くなります。

逆にデュエマの場合、一般的な環境デッキでは「ここからどんなシールドトリガーが来ても平気だぜ!」というような盤面を築くことはまずできないでしょう。
もちろんトリガー対策できるクリーチャーや、プレイングでのカバーもありますが、相手のシールドが5枚全部トリガーで盤面消し飛んで負けなんてこともありえなくはありません。
極端にトリガーメタのデッキを組めば防ぐこともできなくはないですが、トリガー完全封殺デッキが環境にいない時点でそういうことなのでしょう。

不確定要素による「勝ち」はより運ゲーに見える

遊戯王というゲームはTCGの中では飛び抜けて「確定した状態」が多いゲームだと思っています。
「このカードを出したら次はこうなる」ことが決まっていて、それを連鎖させて決まったように動いてゲームを進めます。
出したいカードを引いているかどうか、それを出して通るかどうか(遊戯王には手札誘発という手札から相手を妨害できるカードがあるため、たとえカードを出したとしても何も起こらないことがあります)というのは運ですが、そこから先は運が絡む要素は基本的にありません。
例外的に運が絡むデッキもありますが、ごくわずかです。デュエマでは頻出する「山札の上から5枚をめくってそのうち1枚を手札に加える」だとか「山札の上から3枚を墓地に送る」というような効果は遊戯王にはほとんどなく、確定で決まったカードを手札に加えたり墓地に送ったりできます。

そして相手が自分を邪魔する手段は「場」「墓地」「手札」の3つだけなので、遊戯王ではそういったものを見たうえで「相手の手札に何があろうと勝てる」という状態にして勝つのが基本的な勝ち方になっています。

しかし、デュエマはそうではありません。
ランダムに5枚用意された「シールド」という不確定要素が、バトルの駆け引きの中に運として存在します。

もちろん相手のデッキタイプを見ればだいたい何が起こるかは予想できますし、ある程度ケアすることもできますが、それにしてもケアをするためにターンを消費しているうちに負けてしまうという裏目と戦わなければなりません。
遊戯王のように1ターンのうちにすべてをケアする盤面を作り上げて相手を倒すなんてことはほぼないですからね。

そこがデュエマの面白いところでもあり、怖いところでもあります。
想定通りきちんとケアできたおかげで勝った試合の嬉しさは大きいですし、逆にほぼ負け確定の状態から祈るような気持ちでシールドを見て、渾身のトリガーで逆転勝利を決めた時なんかは思わず手を叩いてしまうほど。
逆にトリガーあったら負けだけどこれ以上時間かけても負ける!という時に案の定トリガーを踏んで負けた時なんかはクソゲ~~~!!!!って気分になります。

そしてここが問題なのですが、遊戯王プレイヤーはこうした「運だけの勝ち」を蛇蝎の如く嫌う人が多くいます。

遊戯王では初手の揃い方や先行後攻といった運によって大きく勝率が左右される反面、そこさえ乗り越えてしまえば高い確率で決着が決まるといった特徴があります。
そのため、そこを乗り越えた後に運だけで負けてしまう状態に対する嫌悪感が非常に高いのです。

こういった部分から、遊戯王プレイヤーがデュエマをプレイすると過度に運ゲーという印象を抱いてしまうことが多いと思います。

結局どっちの方が運ゲーなの?

個人的にはちゃんとプレイした場合の運ゲー度は五分五分くらいに感じます。

ただし遊戯王のほうが運の偏りが大きく、そこそこのプレイヤーでも10連勝できたり、上手い人でも10連敗したりすることがあります。
これは先行の有利度が明らかに高いことや、初手運への依存度によるものが原因です。

1戦のやりとりの中での運の比重はデュエマの方が多く、シールドトリガーやテンポの取り合い、今引きカードによるアドバンテージなども含め、運による優劣が短期間に連続して起こるため、負けた時にここでもうちょっといい引きできてればな~となりがちな印象です。

またデュエマはデッキタイプによる有利不利が遊戯王よりも明らかに大きいため、その点でも運を感じやすい気がします。
遊戯王は「妨害」という点にお互いのやり取りが収束しているため、デッキ同士の相性差というものがそこまで働きにくいです。

特にはじめたばかりでカード資産も少なく、tierトップのデッキを使えていないような状況になると、不利デッキや力負けしているデッキとの対面が多くなってしまい、余計に運ゲーを感じやすくなっているところもあると思います。

デュエプレはまだまだ知らない部分も多く、アーキタイプとしても使っていないデッキもあるので、そういったデッキを握ってみればまた考えも変わるかもしれません。
シールドを活用するロージアみたいな受けデッキも触ったことないですしね。

半分くらい自分用の思考メモにはなってしまいましたが、1ヶ月くらいデュエプレをやっての感想はこんな感じです。

最後までお目通しいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?