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耳をすませば


早々と寝落ちてつけっぱなしのテレビから

さんまさんの声が聞こえた

深夜にやってる番組。

地上波見なくなってたから

さんまさんを久々に見た

いつも中心にいる方ですね

寝起きなので会話の内容入ってこないけど

おかげで覚醒してしまいつつ。

毎度寝る時にはテレビつけっぱなしで

ラプンツェルか、ジブリのなにかしらを

ただ流して寝るんだけど

寝落ちするつもりで久しぶりに

耳をすませばを観た。

オープニングからかかる

カントリーロードが流れる中

街の風景だったり団地でたむろしてる

人たちの描写。

団地育ちの自分は、そういう景色だったり

家の中の景色だったりが

しっくりきすぎる。

なんとも普遍的。

今日はやたら沁みるのはなんなんだ

て思いながら最近はダイエット頑張ってるつもりで

空腹と戦いながら、時々二度寝に挑戦しながら

観てたんだけど

家族との会話、学校でのやりとり

思いがけない出逢い、まさかの相手との恋

やりたいことを見つけられたこと

周りが見えなくなるくらいに没頭する様

雨の日の登校、屋上で雨のち晴れる景色

隣の街まで電車に乗っていく風景

高台から見える街

行ったことない場所なのにやたら懐かしくて

派手な演出こそ空想を描く一瞬の、

とても普遍的な内容が続くけど

なんか泣けてきた

いちいち染みてきて

触れられん思い出に触れられたような

あったかい気持ちになって最後まで観た。

こんな気持ちになるのも

耳をすませばを泣きながら見るのも初めてだった。

やりたいことを見つけて

必死に描いて形にして

描いた本人はこれでいいと

途中思うんだけど人に聴いてもらうまでは

自分の中の疑いが晴れることもなくて

いざ素敵だったと言われたとて

信用できないからほんとのこと言ってとか言って

主人公の雫も必死こいて描いた小説を

とあるおじいさんに見せて感想もらうシーンがあるんだけど

"荒々しくて卒直で未完成

切り出したばかりの原石を

しっかり見せてもらいました

よく頑張りましたね、あなたは素敵です

慌てることはない

時間をかけてしっかり磨いてください"

て言われて雫が号泣しちゃうシーンがあるんだけど

同じタイミングでオレも雫になった。

内容はもちろんなんだけど

描かれてるすべてが思い出の中みたいで

触れられないけど触れられたみたいな感覚になって


とっても胸がいっぱいになった。

ダイエットとか言って我慢できなくなって米炊いて

朝から餃子食ってやったわ

歌い始めてからやっと初めて自分だけのアルバムが

出るわけなんだけど

自分が描きたい歌も少しかは描けたから泣けてきたんだろうな

何年も歌ってきてるくせに

荒々しくて卒直で未完成

でもそんな自分も許せる自分になった

あと少し、自分の音楽を触れてもらうまでには

時間があるけれど

触れられた瞬間に過去のものになってしまうかもだけど

現在進行形の人の人生の中にフワッと

寄り添わせてくれたら嬉しいなという気持ちでいっぱいです

そうして誰かの思い出の中のカケラになって

いつかオレの歌を聴いて色々思い出すような

キッカケになれることを願ってます。



ジブリで1番好きな映画は

"耳をすませば"


おわり














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