【お題歌詞13】お隣さんのお隣さん

お隣さんのお隣さん

この声、聞こえますか?
あなたに届いてますか?
体の奥に例え難い声が渦巻いてさ、
胸から喉に走り寄って来てさ、
舌踏み鳴らし 口抉じ開けて 辺り震わすこの声は
あなたに届いてますか?

そんなわけないよな
どうせ誰にも届いちゃいない
わずかな希望持ったって
みんな己の声しか聞こえてない
いくら叫んでも 喉嗄らしても 血吐き出そうとも
どうせ誰にも届いちゃいないんだろう

どんな声なら聞こえますか?
どんな言葉ならあなたに届きますか?
頭の奥に言い様のない言葉轟いてさ、
目から喉に駆け下りて来てさ、
歯打ち鳴らし 口抉じ開けて 辺り震わすこの声は
誰か届いていますか?

知る由もないよな
どうせ誰にも届いちゃいない
かすかな夢を持ったって
みんな己の声だけ聞いている
いくら叫んでも 涙涸らしても 息閉め出そうとも
どうせ誰にも届きやしないんだろう

目の前のあんたも 後ろのあんたも
隣のあんたも お隣さんのお隣さんも
斜めのあんたも お空のあんたも
職場のあんたも 墓場のあんたも
どうせ誰にも届いちゃいないんだろう この叫びは

知る由もないよな

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【歌詞エピソード】

短編Ver.がかなり能天気なドタバタコメディ(?)になったので、歌詞は暗めな感じに。この頃、創作歌詞のほうも「叫び」とか「届かない/届いてほしい」とかのワードが多い。見えない将来への不安がそう叫ばせていたんだろうなぁ。今も将来へは不安と闇しかないけど、諦めが勝ったから叫ばない。ぐちぐちと呟いてるだけ...。(叫びよりも悪化してる気が...(;´・ω・))

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