37歳で夜間学生。

こんばんは。
春休みが残りわずかだったので、少し春休みを楽しんできました。

前回、作業療法士のことについてお話ししたので、今日は学校について書こうと思います。


作業療法士になるには、大学進学か専門学校進学の二択になります。
社会人は、金銭的なことを考えると専門学校の進学をする人が多いと思います。

私も、とある専門学校の夜間部に入学をしました。
ちなみに、学校によっては「教育訓練支援給付金制度」「専門実践教育訓練給付金制度」という2つの制度でお得に通えることもできると思います(昼間部のみ)。

参考までに…「教育訓練支援給付金制度」の受給資格

・専門実践教育訓練を受講する方
・45歳未満であること
・昼間制で通学すること
・受給資格確認時に離職中であること
・2025年3月までに受講開始すること

※詳しいことは、ハローワークに聞いてくださいね。


私も最初昼間部で入学を考えていましたが、宅建で「教育訓練支援給付金制度」を利用してしまい、この制度を利用することができませんでした。

一定の条件を満たした場合、離職前の基本手当の日額の80%相当(上限あり)が支給される制度なので、この制度を利用できないとわかった時は本当に落ち込みました。

ですが、今考えると夜間部の進学でよかったと思っています。


夜間部でよかった理由① 勉強についてこれた


夜間部なので、当たり前ですが夜に授業が行われます。
私の場合は、月曜〜土曜まで18時10分〜90分の授業2コマ(21時20分終了)でした。
大体の夜間部は、こんな感じだと思います。

昼間部の場合だと、朝から夕方まで授業があるので、これも当たり前ですが授業数が夜間部の数倍になります。
私は、元々文系でしたし勉強も得意ではない人間だったので、今思うと昼間部の授業料の多さについていけなかったと思います。

仕事の後に授業を受けることは、時には疲れたり居眠りをしたりもしましたが、2コマだけだったので、勉強に対する負担は少なかったしコツコツ勉強ができたと思います。

夜間部でよかった理由② 日中働くことが、実習で生かされた


ほとんどの夜間部の学生は、日中働いていることが多いと思います。私のクラスも8割が社会人だったので、日中働いて仕事終わりに授業に挑む人が多かったです。

ちなみに皆がどんな仕事をしていたかというと、介護やリハ助手が多かったです。
私は全然違う仕事でしたが(笑)。私がやっていたアルバイトの話も、後日しようと思います。

昼間部だと、アルバイトをする人もいるかと思いますが、もし私だったら勉強に精一杯でアルバイトをできなかった可能性もあると思います。

日中働いたことで社会経験を積めたので、実習での患者さんや実習先の人とのコミュニケーションで極度の緊張はしなかったですし、マナーも学べていたので失礼のないような振る舞いができたのではないかと思っています。

あと、私の場合は仕事の話で患者さんとのコミュニケーションで盛り上がることもできました。
自分の引き出しを増やせたんだと思います、働いていたことで。それは、私にとってもよかったなと感じています。

夜間部でよかった理由③ いろんな職種の人と話せた、社会人が多かったから対人関係が楽だった


先ほどもお伝えしたように、私のクラスは8割が社会人でした。年齢も幅広く、最年長は50代の主婦の方でした。20代半ば〜30代前半が多かったです。(私は2番目に年齢が高かったです)

社会人が多かったため、前職も様々でした。自衛隊や営業職、ホテルマンや銀行員など。
様々な職種だったクラスメイトと話したり関われたことは、色んな情報を吸収できたり、前職での培ったことを活かすことができたり、助けられたりしました。
昼間部は現役生が多いかと思うので、これは夜間部ならではだと思います。

夜間部で大変だったこと→仕事後の授業は疲れる


いい部分もあれば大変だったこともあります。
まず一つは、働いた後に授業を受けていたので単純に疲れました。
終わるのは21時過ぎなんで、家が遠い人は家に着くのが23時過ぎになっちゃいますしね。
しかも、私含め大体の人がシフト勤務の仕事をしていたので、学校の授業がない日曜も仕事でした。
そのため、何にもない休日が3年生まではありませんでした…!!
そりゃ疲れますよ。

ただ、私は作業療法とは関係のない仕事だったので、体力的には大変でしたがアルバイト自体がいい気分転換になっていました。

人にもよりますが、リハ助手や介護のアルバイトは実践経験を積む上ではいいとは思いますが、私は常に勉強に対してオンな感じがキツいと感じたので、勉強との気分転換が欲しい人は医療や介護とはあまり関係がない仕事をすることもアリだと思います。
接客業なら、コミュニケーション力が上がりますしね。


個人的に大変だったこと→金銭面!!!

個人的に大変だったことは、圧倒的に金銭面です。

校閲ガールで結構な貯金を貯めていたので、私はそれとアルバイトで学費と自分の生活費を賄ってきました。
いい年だし、両親もリタイアして夫婦水入らずの暮らしを満喫している真っ最中なので借りることはしたくなかったというのもあります。
4年生の時だけ、アルバイトを辞めていたので(実習で半年くらい働けなくなるので辞めました)奨学金を借りました。

それでも、金銭面は節約に節約を重ねた感じです。
在学中に、同棲していた元恋人の元から夜逃げをせざるおえなくなった時の諸々のお金が予想外の出費でした。
(それでも当時の知り合いのおかげで、かなり安く夜逃げはできました)

在学中に、夜逃げと失恋をしてどん底の中、私よく合格したな…。

こんな私みたいなパターンもありますが、クラスメイトのほとんどは実家から通っていました。
そりゃそうですよね、固定費浮かした方がいいし。これに関しては、私も失敗したなと思います。

なので、社会人で夜間の学校に通うことを検討している人は、通えるなら実家から通って少しでも節約をすることは薦めます。


また長くなりました。
コロナ禍で入学した学校でしたが、苦労もありながらもいい経験になりました。
今後、進学を考える方の少しでも参考になればと思います。

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