イチジクの剪定・挿し木・移植
イチジクの挿し木に挑戦した。剪定したのは、数年前にブダペスト中央市場で買い、アパートの建物の中庭に置かせてもらっていたイチジクで、種類はわからない(一年目には実がなったが、二年目には実がならなかった)。剪定・挿し木・移植についてはネットにプロの情報が豊富にあるので、それを参照してもらいたい。ここでは、ハンガリーでは手に入らないもの、ハンガリー語がわからないものが多々あるため、私の実験の結果を記しておく。挿し木については屋内の窓際で行った。
2019 年 3 月 4 日
剪定した部分を水に浸ける。
水を吸収しやすいように鉛筆のように削る。
土・ミミズコンポストとハイドロボールの 2 種類を用意した。
2019 年 3 月 10 日
ハイドロボールの方から先に芽が出始める。
2019 年 3 月 11 日
水耕のほうが確率が高そうなので、水だけ(3 種類目)も用意する(写真は以下参照)。
2019 年 3 月 15 日
ハイドロボールのほうは順調に育ってきている。
2019 年 3 月 20 日
そろそろ根が張っていてもおかしくない。
水だけのほうも芽が出てきたので、土・ミミズコンポストのほうはここで諦めて、水だけのほうに入れる。
2019 年 3 月 23 日
ハイドロボールの隙間に根が張っていることを確認できたので、ゆっくり時間を取れそうな 25 日に移植することにした。
ちなみに、土・ミミズコンポストのほうに入れていた枝からも芽が出てきそうな感じである。
2019 年 3 月 25 日
予定通り、時間を取れたので、移植を決行する。
1. 鉢の底にハイドロボールを敷く。
2. 土を薄く敷いてから、ミミズコンポストをいくらか加える。
3. 根を傷つけないように注意しながら、枝をハイドロボールから取り出し、鉢に入れ、ハイドロボールに浸かっていたあたりまで土で埋める。
4. スプレーで十分に水をやる(多分芽にかけてはいけないはずだが、左手で写真を撮っていたので、コントロールが上手くいかなかった)。
5. しばらくは屋外の直射日光が当たらない場所に置いておく予定である。
2019 年 6 月 12 日
アパートの中庭で元気に育っている。大きめの鉢に移植しなければならないはずだが、後回しになっている。1 つは車で運べるサイズの間に田舎の土地に移植するつもりである。
2019 年 8 月 5 日
やっと 1 つを大きい鉢に移し替えることができた。ご近所さん(娘さんが田舎に住んでいて、庭にイチジクの木がある)によると、田舎の土地への移植は秋か春が良いらしく、秋に移植することにしている。また、剪定は不要とのこと。来年は 3 本ぐらいにしておこうと思っている。
2019 年 8 月 8 日
もう 1 つも大きい鉢に移し替えた。ペットボトルは 1.5 リットル入り。
2019 年 10 月 18 日
記事のテーマとは関係ないが、親のイチジクから小粒の実(花)を 5 つ収穫した。前回は歯が痛くなりそうなくらい甘くておいしかったが、今回は水分が少なくてカスカスだった(収穫が遅れた?)。
2019 年 11 月 3 日
田舎の土地に 1 つを移植した。スウェールのように雨水をキープできるように少し深めに移植して、乾燥した雑草またはブドウの蔓でマルチした。
2020 年 2 月 16 日
今年も挑戦することにした。
2020 年 3 月 16 日
1 本からはすぐに芽が出てきたが、もう 1 本は断念しかけていたところ、根の方が先に出ていたので、もう少し様子を見ることにした。
2020 年 3 月 26 日
小さい方の根の方が元気そうなので、鉢に移した。
2020 年 7 月 11 日
これまで気づかなかったが剪定・移植から一年で春と夏に実(花)を付けた。
2020 年 7 月 18 日
田舎の土地に移植したもう一つは、6 月 28 日に長い方の枝を雑草と一緒に刈ってしまったようだが、短い方は大丈夫のようである。
2020 年 7 月 30 日
親から 2 個、子から 1 個収穫。最初の写真は子で 29 日に撮影。前回(数年前)ほど甘くなかったような気もする。
2020 年 10 月 7 日
親から秋果を 3 個収穫。夏果よりしっとりしていて甘い。7 月 30 日に書いた「前回」も秋果だった。
2020 年 11 月 5 日
残りの秋果をすべて収穫。40 個ぐらいあったはずだが20個ぐらい。
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