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農業・環境

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田舎の土地での週末農業(準備中)とその他の農業・環境に関する自分のノートをまとめています。
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2019年2月の記事一覧

ヨーロッパナガミミズの音

※ note 初心者なので音声の投稿を試してみた。 ヨーロッパナガミミズの音。鳴く音ではなく動く音。 「気持ち悪い」。私も飼うまでは気持ち悪かったし、いまだに素手では触れないけど、ミミズコンポストを始めてから約 5 か月たったいま、この音に癒される。 私がミミズコンポストをする最大の目的は生ゴミ処理であるが、ペットとしても、餌代がかかるどころか、本来なら捨てる生ゴミを処分してくれ、排泄物は肥料として役に立ち、悪臭も騒音を放たない。 ミミズコンポストをしている欧米人の間ではミミズの排泄物(casting)は「black gold(黒い金)」と呼ばれている。天然かつ最良の肥料だからである。 また、ヨーロッパナガミミズは力と肌が強いため深く潜り込む(burrow)ことができ、地中を進むことで酸素を行き渡らせてくれる。 「気持ち悪い」。植物、動物に関わらず、人類が食卓で頂く自然の恵みのほとんどが「気持ち悪い」ミミズの恩恵を受けている。 ミミズが「気持ち悪い」のは、人類によって絶滅に追い込まれるのを阻止するためかもしれない。見せて自慢できるような生き物であれば乱獲される可能性がある。 ミミズの地球への貢献は表彰するに値する。この地球の大地を守る音が末永く鳴り続けることを祈る。

キドニービーンズの移植 - 実験(1)

1 か月程前に小学 5 年生の次男が学校でキドニービーンズ(kidney bean)をプラスチック容器に入れて栽培するということで、自分もうちで挑戦・実験することにした。 芽が出るかどうか半信半疑だったため、開始したときの写真はない。 芽が出るまでは時間がかかったが、5 日前に以下のような状態になり、ジャックと豆の木のようにぐんぐん伸びそうな勢いだったので、Facebook のガーデニング関連のグループ(英語)にどうしたら良いか尋ねたところ、ほとんどのメンバーが「鉢(土)

ヨーロッパナガミミズのコンポスト(3)

コンポスト方法 ミミズに生ゴミを与える量や頻度、方法は、いまだに試行錯誤中で、またミミズの種類やその土地の天候などにも左右されるので、ここに記載する情報はあくまで参考程度とする。私自身、分解されていない生ゴミにミミズがすぐに群がるような印象を与える情報が非常に多く、翻弄されたように感じる。尚、容器に投入できる/できない生ゴミ=グリーン=窒素とブラウン=炭素については、情報が豊富にあるので、ここには掲載しない。 10 匹程が蛋白質中毒で息絶えたいま、生ゴミを与える前にある

ヨーロッパナガミミズのコンポスト(2)

容器内の環境の悪化 2 か月ほど経ってから、朝にキャッチャーに多数の成熟したミミズが見られるようになった(未成熟のミミズは通算で 2、3 匹のみ)。また、白くて小さいミミズはベイビーではなく pot worm(学名 Enchytraeidae、和名なし)であることが判明したので、容器内の pH が低く(より酸性)、生ゴミ・水分を与え過ぎたようである。花用の土を投入してみたところ、そこに多くのミミズが避難していた。「protein poisoning」と思われる病気のミミズや