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両ひじ骨折で知った自身のマイナスを受け入れることの大切さ

私、数矢英子(すうやえいこ)は、2022年3月「個の輝き」「企業の成長」「選ばれる品質」をモットーに株式会社Value of  Lifeを起業しました。約3年前の両肘骨折がなければ、自分自身を振り返り、考え、起業を選択するには至りませんでした。

その瞬間は突然やってきた

■その瞬間、何があったのか?

両肘骨折。肘の角の骨が折れ、小さく骨の一部が外れてしまったのです。それも両肘!この話をすると、間違いなく「なんで?」「何してたの?」「どうやって折れたの?」と尋ねられます。
その瞬間は、都内の某グランピング会場で突然やってきました。たまには仕事を野外でしよう!という集まりに、少し遅れてしまった私は、飲み物を取りにテントへ走り、両手でトレーを持って所定の場所へ戻ろうとしました。次の瞬間、足がワイヤーにひっかかり、顔・体・手・足、同時に地面に叩きつけられることに!!つまり、バタッ!と大っぴらに転んだわけです。うつ伏せに突っ伏しているキャラクタースタンプのような図です。

↑これはあくまでもうつ伏せのイメージ

顔の下にあるのは、土ではなくてコンクリートなのね・・と材質がわかってしまった感覚がありました。後方から「数矢さ~ん」「大丈夫ですか~?」「起き上がれますか~?」と複数の声が聞こえるものの、手も足も動かず、10分ほどたってようやく起き上がることができました。
外見上大きな怪我はなく、ひどい痛みはなかったのですが、夕刻まで右手の動き辛さが治らず、会社近くの接骨院へ行きました。ひびが入っているかもしれないので接骨院では対応できないと、近くの整形外科クリニックを紹介されレントゲンを撮ることに。
結果、「右肘が折れています」!!! 翌日念のために左側もレントゲンを取ると「左肘も折れています」!!!
この後、私に、経験も想像もしたことのない試練が訪れました。両腕ともに、ぐるぐる巻きに固定されています。お箸を口にもっていくことも、顔を洗うことも、服の脱ぎ着も、お財布から小銭を出すこともできません。

経験したことのない試練が突然やってきた!

■自分は何者か?

両腕をギブスで固定される時、大真面目にお医者様に「手のひらが下を向くように固定してほしい!」と頼みましたがあっさり却下。直近25年ほどノートパソコンを触らない日は一日たりとも無かった私が、パソコンをたたけないことに!その結果多くの時間が生まれ、必然的に自分は何者なのかを深く考え、掘り下げることになったのです。
当時、心身ともにとても疲れていたことに自分自身気づくことができていませんでした。そんな状況でもお医者様に「今何が一番気になりますか?」と尋ねられると「仕事が気になります」と回答するくらい、仕事中毒に陥っていました。いつの間にか私にとって仕事は、何かを実現したいからではなく、推進しないことへの不安からの逃げ場所になっていたようです。
 ・私の仕事は何のためにあるのだろう?
 ・私らしさを活かした役目は何だろう? 
自信もって答えられる解がありませんでした。

私らしさを活かした役目は何だろう?

■自分の<強み>は<苦手>に起因

当時仕事の多くは、顧客接点評価・分析・報告・勉強会といった、応対品質コンサルティングとコーチング支援。お客さまの気持ち、対応している人の気持ちやそれぞれの裏側の真意を可視化して表現してきました。
一方、子供の頃から自分の気持ちを表現することは下手で、必要がない我慢をしてしまう傾向は、様々な記憶と共に、目をつぶりたい自分自身の嫌な部分でした。
我慢ばかりしていた記憶。プロの役者になりたかった夢、絵を描きたかった夢、専業主婦になりたかった夢、様々な夢を実現できず、物切れになった時間。経験の全てが無駄にならないと思えて夢中になったコンタクトセンターの仕事に没頭し続けた十数年。一定の成果とポジションを得ることはできましたが、自身の苦手エリアとマイナスの記憶には蓋をし続けていたのです。
骨折で自分自身を掘り下げる時間を与えられたことによって、自身のマイナス部分に再度向き合った結果、苦手な部分こそ、人の気持ちがよくわかるという長所につながり、継続的な改善と取り組み結果が強みになるという関係性を、今さらながら自分ごととして理解したのです。

■苦手を受け入れ自分らしく輝く

私らしく世の中に貢献したいと言い切れるようになるためには、自分の個性をすべて受け入れることが必要でした。蓋をしてしまいたい苦手意識に向き合い、なぜ自分の気持ちを表現することができず我慢をするようになったのかを掘り下げ、改善しようとするからこそ、表裏となる人の気持ちの表現への理解や表現力をよりいっそう輝かせることができる。本当の自分の強みで輝き、勝負することができる。

・全ての人にその人らしさ、強みがある。そして、強みの裏側には苦手意識や苦手意識を持つに至った体験と記憶がある。
・自分自身の個性の全てを受け入れて、マイナス面は課題と捉え、ブラッシュアップすることによって、良さが強みとなって輝くことになる。
骨折をした体験の中で実感したことです。

ここから私の本気スイッチが入りました。
コーチング支援では、強みを強みとするために、良さを丁寧に引き出すことや、表裏となる苦手部分に目をむけるためのアプローチを見直し、補強、多くの方の気づきを得て成長につなげることができました。

■自分らしさを引き出すためには他者との関わりが必要

最後に、今回ご紹介した私の気づきには、他者のサポートが必要であったことを添えたいと思います。時間をとることと、そこにつきあってくださるお医者様や様々なサポートの方が手助けがなければ、不安を解消し、向き合うことはできませんでした。
私の仕事人生の後半は、コミュニケーション力の強化を支援する役割、個の輝きを導き、成長を促す伴奏者の役割を果たそうと思うに至り、起業を決意することになりました。
苦手エリアは、必要があって苦手として自分の中にありますが、一人で乗り越えることはできません。一人一人にその人らしさ、良さがあり、必ず世の中に役立つ強みと輝きになることのサポートをしたい。そんな思いをかたちにすべく、株式会社Value of Lifeを立上げるに至りました。「個の輝き」「企業の成長」「選ばれる品質」をモットーに、わかりやすいコミュニケーション力強化のための発信やコーチングサポートを行い、個の輝きを導き、成長に伴走する私であり続けたいと思います。

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株式会社Value of Life


よろしければサポートをお願いいたします。「個の輝き」「企業の成長」「選ばれる品質」をモットーに2022年3月に起業しました。いただいたサポートは、多くに皆さまへの気づきのエッセンス提供に役立ててまいります。