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英語シャドーイングの練習法2 順を追って解説します


シャドーイング(Shadowing)という英語の勉強法をご存知ですか?聞こえてくる英語をすぐに真似して口から発する勉強法です。英語を影(Shadow)のようになって追いかける練習法です。

かなり難易度の高い学習法だと思いますが、ご自分のレベルに合ったやり方をすれば、英会話の上達につながると思います。


これから、前回の記事「英語シャドーイングの練習法1」の続きを書いていきます。ご興味あれば、前回の記事を先にご覧になってください。

3.教材について


前回の記事でも書きましたが、シャドーイングの勉強で教材選びが一番重要だと思います。なぜなら、教材が難しすぎたり、自分のペースに合わなかったりすると、一気にモチベーションが下がってしまうからです。


なので、市販の教材を購入する前にYoutube動画などで教材になるビデオを探してみることをおすすめします。


4.おすすめ無料教材(Youtubeから)


私がおすすめする教材になるYoutubeビデオをここで紹介します。

シャドーイング用に作られたビデオではありませんが、画面に英語字幕を出せたり、ビデオ下の概要欄にTranscriptが書いてあるので、シャドーイングに使えると思います。

例えば、こちらのYoutube動画はBritish Council(英国の公的文化交流機関)のLearn English Teensの中から【Magazine】という47本のビデオで構成されているシリーズの1本目です。

若い人向け用(Teens)とありますが、大人でも興味深く視聴できると思います。観光や趣味の話がありリラックスした雰囲気の中で若い女性が普通に話しているビデオです。

英語の字幕が出ますので、お好みで字幕をオンオフするといいでしょう。



そして次に、英国公共放送局BBCのLearning Englishの中のVocabulary:
Story Timeという29本のビデオ
で構成されているプログラムです。

内容は文学作品を扱っています。ボキャブラリーのためのビデオなので、
毎回必ず英単語やフレーズが一つあり、その説明をしてくれます。
シャドーイングという目的でなくても、勉強になるビデオだと思います。


例えば、以下のビデオはシェークスピアのマクベスを扱い、語彙の勉強用には”out”の5つの使い方が説明されています。

また、英語字幕も出ますが、概要欄にはTranscriptがあるので便利です。



もしも、動画探しに迷ったら、 "news archives subtitles english"で検索すると過去のニュースが出てきますので、ニュースで練習することもよいと思います。 その場合、一つのトピックに絞ってやってみると負担が少なく、
気軽にシャドーイング練習ができます。時間が長いビデオは自分の興味ある部分だけ2~3分取り出してみるといいと思います。



5.シャドーイングの練習方法


練習方法についてですが、正直申し上げて、ご自分の好きなスタイルで練習をされていいと思いますが、一例として以下の順番を提案します。
もしこれでやりにくかったら、順番を変えて試してください。


① 字幕を付けずにざっと通しで2回か3回聞く
  だいたいわかればそのまま、わからなければTranscriptや字幕を読む
② 今度は、短く区切ってビデオを止め、リピートしてみる
③ わからなければ、字幕を出して口に出して読む&憶えるまで繰り返す
④ ビデオを戻し再びプレイして英語を確認する
⑤ またビデオを戻して再びプレイし、自分もほぼ同時に話す
⑥ 以上の繰り返し


ボリュームとしては3分から5分ぐらいで充分だと思います。最初は少なめにしておく方が、気軽に取り掛かれると思います。

もし、自分の音声を後でチェックしたい場合は、いったんビデオを止めて、自分の音声を録音します。
その際、字幕を読みながらでも構わないと思います。シャドーイングの練習目的は英語音声を正しくコピーすることですから。

⑤の”自分もほぼ同時に話す”は難易度がそうとう高いので、この段階で
くじける必要はないので心配しないでください。


以上、シャドーイング練習の教材と練習法についてでした。


次回はこの練習で期待できる効果やシャドーイング以外の練習法など深堀りしていきたいと思います。

ここまで読んで下さって、どうもありがとうございました。


トモキリ

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