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筆記具を落とさない方法

以前中高一貫校で非常勤講師をしていたときに困ったのは、しょっちゅうペンを落としてなくすこと。

先生ってなにしろ持つものが多いのです。教科書はもちろんのこと、資料集やら問題集、出席帳(なぜかこの学校では「閻魔帳」と呼ばれていた)にチョークに筆記用具と、授業のたびにいちいち教室に持ち運ばなくてはなりません。

先生の中には専用バッグを用意してそこに全部入れ込むとか、あるいはボックスみたいなものに全部入れて持ち運んだりされている方もいましたが、教卓まわりは案外スペースがないんですよね。かといって床に直置きするのも心理的に抵抗感があって、毎回いちいちむき出しのまままとめて持ち運んでいたわけ。

結果、しょっちゅうペンを取り落としていた、と。

学校現場はペンだの消しゴムだのがしょっちゅう飛び交っているところなので、落としても紛れてしまいます。落とし物箱に入れてくれていたとしても、どれが私のだったか・・・。

ありがたいことにこの学校は割合と「品のよい」ところだったので、名前さえ書いてあればパクられることもなくちゃんと戻ってくるのです。いちいちテープで名前を貼りつけてもよかったのですが、ここはひとつ、奮発しようと思いまして。

某文具店で選びに選んだ一本に、名前を入れてもらいました。ふふふ、これなら落としても大丈夫。

フルネームを入れております

不思議なことに、今度は逆に落とさなくなりました。大枚はたいて買ったという意識の方が勝ったんですかね。

上のペンはボールペンなのですが、シャーペンも新調することにしました。JALの機内誌で見かけたカランダッシュという文具メーカーの広告が前から気になっていたのです。これまた奮発して購入し、名前を入れてもらいました。

こちらもフルネーム。フォントは統一しました。

さんざん悩んで選んだせいなのか、あるいは奮発したという意識がどこかにあるのか、これまた一回も落としたことがないですね・・・。