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九州のおかしな歩き方

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九州の郷土菓子、ご当地スイーツ・パン、銘菓本店を巡る旅
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#饅頭

17_エトワール・ホリエの伊万里焼饅頭【佐賀】

昭和26年に誕生した伊万里を代表する銘菓。 黄身餡をカステラ生地で包んだ洋風お饅頭。 表面のひび割れは、陶器のひび焼きをイメージ。 伊万里焼饅頭本舗エトワール・ホリエ 佐賀県伊万里市伊万里町甲585 伊万里饅頭 108円 (2018.6.2) 焼き物に興味あるなら、アリタセラはおすすめ。 陶磁器のお店や飲食店22軒が軒をつらねる。 2時間ほど足早に見て回ったけど、1日かけてじっくり見たかった。 セール品の籠の中から、波佐見焼の小皿を350円で購入。 4、5枚欲しかっ

029_山田饅頭本舗の山田まんじゅう【福岡】

カステラ饅頭の一種、丸ボーロの生地に白餡。 焼きたては生地の香ばしさと餡の甘さのハーモニーがたまりません。 焼きたて最高。 1個じゃ足りない、もう1個!てなる。 翌日になるとよりしっとり。 形はボタ山、石炭などの採掘に伴い発生する捨石(ボタ)の集積場をイメージ。 戦前、福岡県筑豊地方は国内最大の炭鉱地帯だった。 この地域は炭鉱で栄えていた時に鉱員たちの腹を満たしていたもの、炭鉱をイメージしたもの、炭鉱の発展を背景に菓子業界も栄えていたことがうかがえ、非常におもしろい。 1

031_千鳥屋の千鳥饅頭【福岡】

ゆるい。 このゆるさがかわいい、千鳥饅頭の刻印。 千鳥饅頭は1927年(昭和2年)誕生。 中に白餡が入ったカステラ饅頭。 かつて日本一の炭鉱地帯だった筑豊。 江戸時代、長崎街道を通じて筑豊にも南蛮菓子がもたらされる。 これが明治以降、炭鉱景気背景に数多く生まれた銘菓の誕生につながるってなんかもうこうロマンすら感じる。 重労働を担う炭鉱の人たちがエネルギー源に甘いお菓子を好んだのも、菓子作りが盛んになるのに拍車をかける。 千鳥屋本家、先祖がお菓子を作り始めたのは天正18年

086_耶馬渓一目八景でそばまんじゅう【大分】

紅葉で有名な耶馬渓一目八景を見に行った時のこと。 展望台に続く道にはお土産屋さんがずらり。 そばやそばまんじゅうののぼりや看板が多数。 どうやらこの辺の名物らしい、ということで、絶景を眺めながら。 紅葉のピークにはちょっと早すぎたけど、それでもこの絶景。 絶景と饅頭、甘党旅好き冥利に尽きます。