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九州のおかしな歩き方

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九州の郷土菓子、ご当地スイーツ・パン、銘菓本店を巡る旅
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#熊本

013_浪花屋本店の銅銭糖【熊本】

銅銭糖は、熊本県大津町の郷土菓子。 今から160年以上前の安政時代、この浪速屋本店で誕生したお菓子。 もち粉と砂糖を水で練った落雁であんこを包む。 落雁&あんこなんて甘そー、と思っていたけど、意外と上品。 落雁はしっとりほろり。 出来たてはやわらかい。 このお菓子も熊本のお土産コーナーでよくみかける。 わざわざ本店を巡る一番の理由は、出来たてを食べたいから。 たいていのお菓子は出来たてのほうが美味しい。 浪花屋本店 熊本県菊池郡大津町室1037

014_コーヤ万十のいきなり団子【熊本】

わたし、さつまいも大好きっこなので、いきなり団子には目がない。 熊本に行くと、ついつい買ってしまうのだけど、せっかくなので美味しいと評判のお店で食べてみたい、と思いネットで調べてみた。 いくつかピックアップした中の1つがコーヤ万十。 合志市なんてどこにあるのかもわからなかったし、1回目は定休日にあたってしまったので、2回目買えた時は嬉しかった。 いきなり団子 100円 朝8時前にもかかわらず客足が絶えない。 午前中には売り切れてしまうらしい。 出来たてのホッカホカを車の中

015_はやしのいきなり団子【熊本】

水前寺公園参道にあるはやしのいきなり団子。 ここも人気店として呼び声が高い。 いきなり団子 110円 お芋ほくほく、あー、もー、わたしの好みをわかってらっしゃる。 お芋が主役で餡少なめ、2つをまとめるように存在する生地。 芋、餡、生地のバランスが完璧です。 これは美味しい。 はやしのいきなり団子 熊本市中央区水前寺公園7-2 お店の名前は、はやし?はやしのいきなり団子? (2018/3/24)

016_くま純のいきなり団子【熊本】

お芋が分厚すぎるんじゃないかというくらい厚くて、芋好きとしてはポイント高し。 今まで食べた中では一番好きかも。 いきなり団子 162円 くま純 熊本市中央区新町2-14-4 (2018/3/24)

018_ 正観寺丸宝の松風【熊本】

熊本県菊池の銘菓、松風。 南北朝時代に菊池一族が京から持ち帰ったと言われる。 日本一薄い和菓子。 中でも正観寺丸宝の松風は、厚さ1.2m。 薄くてパリパリ。 1枚で食べてみたり、2枚重ねてみたり、3枚重ねてみたり、4枚・・・ 食感が変わるのが楽しい。 あぁ、ホント、この薄さのパリパリ感、一度食べてみて欲しいよ。 松風本家 正観寺丸宝 熊本県菊池市隈府1097-2 松風 4包 280円 (2018/5/31)

023_南風屋の杉ようかん【熊本】

2018年6月30日、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が世界文化遺産に登録された。 天草の崎津集落はこのひとつである。 そしてここには、ここにしかないお菓子があるのである。 それが、杉ようかん。 200年以上も前に琉球の使節団から伝授されたこのお菓子、ピンクのラインと杉の葉の緑がなんともお洒落。 このビジュアルに惚れて崎津に行ったのだけど、まさか世界遺産になるとは。 一度は途絶えたのだけど、復活した幻のようかん。 南風屋(はいや) 熊本県天草市河浦町﨑津454

024_三角の郷土菓子まくらぎ【熊本】

黒糖とピーナッツを使った熊本県宇城市三角町の郷土菓子。 たまたまネットで見つけて買いに行った。 自分でもよう見つけたなぁ、と思いながら探していたのだけど、三角駅前のお土産屋さんで置いてないか聞くと、おじさんはまくらぎすら知らなかった。 だけど、数日前にも同じようにまくらぎを求めて来た人がいたと言っていた。 知らないどこかで、同じように郷土菓子に心ひかれて彷徨っている人がいるのね。 ちなみにおじさんは三角の人ではない。 みすみフィッシャーマンズワーフ ラ・ガールにて発見。

051_高岡製パンのネギパン【熊本】

マツコの知らない世界で紹介されたり、全国ご当地パン祭りで2位にもなったことある熊本を代表するご当地パン。 ネギがまぶされたふんわりモチモチのパンで、マヨネーズとソースで和えた鰹節をサンド。 これ好きです。 こだわりは、素材がオール熊本なんだそう。 お土産にいいけど、日保ちはしないね。 アンクルタカオカ 熊本市東区栄町1-11 ネギパン 180円

052_宇城市のみょうが万十【熊本】

宇城、八代地方の郷土菓子。 もっちり白玉生地にこし餡、茗荷の葉で包む。 葉がとれる夏にだけつくられる。 茗荷の香りが夏を思わせる爽やかな饅頭。 三角物産館ラ・ガールにて購入。 210円 (2018/6/11)

053_小袖餅本舗の小袖餅【熊本】

宇土名物、一口サイズの餡入り餅が10個。 由来は、 永正14年(1517年)、宇土城主がお忍びで見回り中、茶店で餅を食べる。お金を持ち歩いてなかったので、紋入りの小袖を切って渡し、後でこれをもって城に来いという。そこで、茶店の娘は初めて客が城主であることを知る。自分の無礼の罰が母に及ぶのを恐れた娘は、夜に1人城に忍び込み、私を成敗し、母を助けてくれと頼む。城主は心打たれ、小袖と大金を渡す。 そして、娘の孝行心と餅の美味しさをたたえ、小袖餅と名付けた。 道の駅うき(宇城市

054_城南堂のうと餅【熊本】

こちらも宇土の名物。 ほぼ小袖餅と同じ。 名前と由来の違う同じお菓子が同じ地域で名物として名を馳しているのがおもしろい。 何が違うのか比べてしまいたくなって、どっちも買っちゃう人多くて、相乗効果でているのではないかしら。 こちらの由来は、 天正16年(1588年)、宇土城を築く。天守閣の宇土櫓、なのかな。 うと餅本舗城南堂 宇土駅前本店 熊本県宇土市三拾町144-14 うと餅 324円 お店がコンビニになっていて一瞬戸惑う。

057_隈蔵米菓のとじこ豆とゆべし【熊本】

菊池の郷土菓子。 小麦粉、米粉の甘い生地に大豆がたっぷり。 豆の食感がよい。 とても素朴。 菊池名物のゆべし。 柚子風味のべったりとした餅。 甘すぎず美味。 ゆべしは全国各地で作られているけど、地域によって特色がある。 隈蔵米菓 熊本県菊池市隈府216-5 とじこ豆 220円 ゆべし  200円 (2018/5/31)

066_上村屋の山鹿ようかん【熊本】

山鹿の名物、明治初期から親しまれてきた山鹿ようかん。 もち粉を蒸して作った生地で餡をまく。 このシンプルなお菓子、各地に違う名前であるのが楽しい。 朝7:30に行ったので出来たて。 餅はやわらかぁ〜く、のびぃ〜る。 餡は塩気強め。 老舗 上村屋 熊本県山鹿市大字中222-6 お店の写真を撮り忘れたのが口惜しい。 (2018/6/12) いつか山鹿の灯籠祭り、見てみたいものです。

083_園田屋の朝鮮飴【熊本】

朝鮮飴も歴史の古いお菓子である。 餅米と水あめと砂糖を練り上げて片栗粉をまぶしたもの。 求肥に似てる。 もちもちと優しい甘さでついついぺろりぺろりと食べてしまう。 16世紀、園田屋創業者により作られた。 創業400年で以上である。 最初は長生飴と呼ばれていたが、朝鮮出兵の際に兵糧としたことから朝鮮飴に改名。 江戸時代中期までは、一般市民が手に入れることはできなかった。 園田屋 熊本県熊本市南坪井町6-1 (2018/3/24) 朝鮮飴も美味しいけど、私、柿求肥、好き