ガロの追憶 #炭酸刺繍
そうなんだ。
ここに来ると、いつもこうして目を瞑り、心を泳がせていた。
4ビートの調べに身を任せ、時には俯き、時には額に手を当て、
時には掌に顎を乗せて、物思いに耽っていたものさ。
マックス・ローチとクリフォード・ブラウン
ディジーガレスピー
ジョン・コルトレーン
マイルス・ディビス
いつ終わると知れない音のうねりに、耳を傾けていたっけ。
さて、もういい時間だ。
そろそろグラスのコーラを飲みほして、店を出るとしよう。
おっと、あっと言う間に夜の帳もおりているではないか、、、
あれは遠い記憶、遠い思い出。
(249文字)
NYさんに触発されて、藤家 秋さんのお誘いもあり、
恥ずかしながら、JAZZ喫茶を想定して、詩にチャレンジしてみました。
炭酸刺繍というには、爽やかでなく漆黒の闇の世界ではありますが、
藤家 秋 様 宜しくお願い致します。
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