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『モラトリアムに忠実に』お疲れ様でした。

6/26〜30に@アルネ543で行われました
劇団アルオレ!第三回公演『モラトリアムに忠実に』無事に終えることが出来ました。誰一人欠けることなく千秋楽まで駆け抜けることができたこと、とても嬉しく思います。

というわけで。これから長文がやってきますが、今回のお品書きはこちらになります。
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①座組の皆様へ 〜個人編〜
・矢萩麻里菜さん
・武藤将玄さん
・岡田健さん
・鳥住奈央さん
・池田海登さん
・逢沢脩生さん
・久保結唯さん
・茉月りりこさん
・東井飛雅さん
・結城玲奈さん
・升本紗良さん
・萩山梨緒さん
②演出して下さった富山やみとさんへ
③座組の皆様へ 〜西田から皆様へ編〜
④『モラトリアムに忠実に』を観劇して下さった皆様へ

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いや、多。多すぎる。英二朗まじかよ…項目だけでもう読む気が…ってなるかもしれないです。本当に申し訳ございません🙇
それくらい伝えたいことが沢山あるので。
というわけで。早速、項目に移っていこうと思います。
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座組の皆様ひとりひとりのコメントをこの場をお借りして書きたいと思います。
※文脈おかしかったりすることがあるかもしれないですが、温かい目で読んで頂きますと幸いです。

大村雅 役 / 矢萩麻里菜さん
 今回、共演という形では初めましての麻里菜さん(アルオレ!第一回公演『月まで届け!』のオーディションにてお会いしたことはあります)。麻里菜さんのお芝居だからこそ、麻里菜さん演じる雅さんだったからこそ、そこから感じ取るキミーの気持ちが大きかったのだと思います。本当に感謝しています。
 麻里菜さん稽古後によく『可愛い』と言ってくださって(他の方とのやり取りや反応を見て言ってくださることが多くて)、僕は『言われ慣れていないのでやめてください💦』と照れながらお伝えさせて頂いたんですけど、正直嬉しかったです。(可愛い言われて嫌な人絶対にいないと思います🙇笑)キミーも同じ気持ちだったのかな…って思ったり。今だからこそ言える話。です(笑)
 あとは、陽さんに『赤点じゃねぇか』って言われて落ち込む雅さんはあれ可愛かったんです。稽古の時にふとそれを目の当たりにして思わず(可愛い)って出てくるくらい。そういうものの積み重ねでいつの間にか雅さんに対する" 好き "って気持ちが芽生えてきたのだと思います。可愛くて素敵な雅さんでした。
 麻里菜さん、ありがとうございました。

楢崎陽 役 / 武藤将玄さん
 これはキミーとしての気持ちなのですが…久々にサークル室に顔を出した時に雅さんとのやり取りを見て、自分の好きな人と普通に気兼ねなくお話されている姿がとても羨ましく思っていました。同年代というのもあるかもしれないのですが、いつの間にか『陽さんのように堂々と雅さんと話したい』と思えるようになっていました。今だからこそ言えることなんですけど…💦陽さんは憧れの存在だったんです。キミーからすると。陽さん演じたのが将さんだったから生じた気持ちなんだと思います。
 ここからは西田としてになるのですが、稽古の時に気持ち的にしんどかった日があったんです。(色々とメンタルがやられていた日です)その時に一部の方とご飯食べに行った際に将さんが言ってくれた『えいちゃんのお芝居は好きだよ』この一言が僕の中で気持ちが凄く軽くなったんです。あの時は本当に嬉しかったです。
 将さん、ありがとうございました。

白井海 役 / 岡田健さん
 実は一方的ではあるのですがおかけんさんのことは知っていました。(アルオレ!旗揚げ公演『月まで届け!』で別班で出演されていました✨)そして、今となっては誰情報?って感じにはなるのですが、おかけんさんは面白いお芝居をする方との認識がありました。(本当に誰情報か忘れました💦風の噂なのか、はたまた…)顔合わせをし、稽古開始!ってなった時にその瞬間はやってきて…今でも忘れないです。観た方は分かると思いますが、最初に金城の暴走を止める白井さんのシーン。『J-POPの歌詞ばかり並べやがって』という台詞があったと思います。公演時には無かったのですが、稽古の時にその後に不意に白井さんが放った『このJ-POPニキが!』。やられました。思わず笑ってしまって。
 おかけんさんってアドリブ力が凄いんです。稽古の時もそうですし、公演の時も。頭の回転が物凄く早い方なんだなと。それがもう羨ましくて。
 舞台ってやっぱりハプニングとか起こったりするんですよね。僕はそれに直面すると頭が真っ白になってオドオドしてしまうんですけど、おかけんさんはすぐに反応して軌道修正して下さる、とても頼りがいのあるお兄さん的存在でした。本当にありがとうございました。

田村葵 役 / 鳥住奈央さん
 鳥さん演じる葵は皆から愛されるお姉さんって感じで。同期や先輩からはいじられることが多いですが、下級生から見ると面倒みのいい優しい方。
 面倒みがいいのは役だけでなく、鳥さん自身の時も表れていまして。多くの方にアドバイスをする姿や、僕に対しても『気兼ねなく相談してね』と言ってくださったり。お芝居に対しての気持ちが強く、お芝居が好きなんだと思っていました。
 これは個人的な話にはなるのですが、一番稽古のアドバイスを頂いていました。7場のシーンはどうしても第三者の目線からの意見が欲しく、終わっては鳥さんのもとに行っては『鳥さんから見てどうでした…?』と都度聞いていました。鳥さんから『気持ちは伝わっているよ』とお言葉を頂いた時は(方向性は合ってるんだ)と嬉しくなったのを覚えています。また、『こういう時は○○摂取した方がいいよ』とおすすめの食べ物教えて頂いたりと沢山のことを教えて頂きました。頭が上がらないとても優しい方です。本当に稽古でメンタルやられていた時に助けて頂いた方の一人でもあります。この場をお借りしてお伝えさせて頂きます。あの時は本当にありがとうございました。
 小屋入りしてからは鳥さんにお願いして公演前に緊張を解す意で背中を思いっきり叩いて頂きました。お陰で変に気合入ったり、上がったりせず普段通りのお芝居ができたと思います。本当に感謝しています。
 稽古始めたての時から千秋楽まで何から何まで助けて頂き、ありがとうございました。

金城貴史 役 / 池田海登さん
 かいとさん演じる金城は物凄くパワフルなんです。いい意味で純粋というか、まっすぐというか。上機嫌な時も、みんなに心の叫びを訴えかける時も凄く純粋な目をされているんです。素敵でした。正直、自分にはない素敵な個性を持っていて、(自分が金城だったらこんなパワフルではなかったな、もっと大人しくなっちゃう…)って思うくらい、金城にぴったりでした。ただ、パワフルすぎて、公演で1回だけ間近で訴えられたシーンでちょっと泣きかけました(笑)。迫力が凄すぎて。
 君津から見た金城はめちゃくちゃ苦手という意識は無くて。(ぐいぐい来られると困ってはしまうのですが…💦笑)何というか、変わった先輩ではあるけど、恋に全力な姿勢、凄いなって。君津は中々気持ちを伝えることができないのに、金城さんは思いっきり愛を表現していて、自分とは真逆だなって。
 座組の中でも最年少組のかいとさん。金城という役について結構頭を悩ませていたみたいで。でも、稽古の早い段階から本番のような爆発力を持つ金城が完成されていて。何より、毎稽古クオリティ変わらないんです。一回一回の稽古で全力で金城を演じている姿を見て安定感ありすぎて凄いと驚いたの覚えています。かいとさんが演じた金城貴史はしっかりと先輩のオーラ漂っていました。
 今回、この公演をご一緒することができて嬉しかったです。本当にありがとうございました。

山形智 役 / 逢沢脩生さん
 以前、やみとさんがX(旧Twitter)にて役者紹介の時に言っていました『稽古一回目から人をイジるシーンが完璧』。白井さんと一緒に雅先輩をイジるシーンがあったんです。物凄く楽しくお芝居されていて。そこであったごめんなさいシリーズ(?)。しゅうさんが稽古含め行っていた日替わりのごめんなさいは本当に面白かったです。中でも『ごめんなサイクロン』と『ごめんな西郷隆盛』は好きでした(笑)。
 3場で皆で鯖定食を食べた仲間なんだ〜って芝ちゃんをいじる山さん。雅さんと授業行くと単位落とすから気を付けてねと平原さんにアドバイス(?)する山さん。隙あらば雅さん衣装担当なの意外だよね〜って一年生に聴く山さん。あと、さり気なくキミーをいじる山さんも(笑)。そんな山さんと絡むことができて僕は嬉しかったですし、楽しかったです。キミーいじられてる時、何故か恥ずかしい気持ち湧いてたんですよね。如何してだろう…。しゅうさんのお芝居の影響だと思ってます(笑)。
 あと、密かに恒例と化してた『えいちゃんズphoto』。当初は休憩中の皆様が笑顔で談笑している姿を見て嬉しくなり共有できたらなってカメラ向けたのがきっかけです。中でもしゅうさんのオフショットがかなり多くなりましたね💦千秋楽までシリーズ化してしまってすみません🙇でも、カメラに気づくといち早く目線を下さるので嬉しかったです✨
 ついていきたくなる優しいお兄さん的存在のしゅうさん。一緒にお芝居できて楽しかったです!本当にありがとうございました。

本谷素子 役 / 久保結唯さん
 舞台上で絡むことは少なかったのですが、久保さん演じるもっちゃん凄く好きでした。2場で恋人の山さんと痴話喧嘩風な言い合いするもっちゃんも、それを高畠さんに指摘されて動揺するもっちゃんもそうですし。何より3場の芝ちゃんが『孤独死する所でしたよ』に対する返しが僕一番好きで。物凄く笑顔で且つ優しい声でとんでもない一言を放つ所。あれ日替わりだったんです。ちょっと楽しみにしていた自分もいました(笑)。実は稽古始まった時はその返しは無かった(はず…)のですが、ある稽古を境に不意に一言芝ちゃんに伝えるので印象ガラリと変わりました(笑)。ナチュラルにやばいと思っちゃったんですもん。これは良い意味で!です。本当に。良い意味です。(笑)
 最初の場面ではおっとりした雰囲気なのかと思いきや、後半の裁判シーンで状況確認する姿。キリッとした感じでそれもまた素敵で。色々な一面を見せるもっちゃんが時に可愛く、時にかっこよく。
 また、何処かの作品でご一緒したいです。その時はちゃんと敬語外します(笑)。今回、同じ舞台に立つことができて嬉しかったです。本当にありがとうございました。

八田歩 役 / 茉月りりこさん
 君津の一番の相談役。唯一雅さんに対する想いを伝えてる同期。舞台上でもさり気なく君津の背中押そうと機会設けてくれたり、緊張というか、そわそわしていた君津と目配りして元気づけてくれたり。(皆様、気づいていましたか?)
 稽古の時にりりこさんから『ここの場面こう動いても大丈夫ですか?』という案をよく出して頂いていました。中々こちらから案を出せず任せきりな感じになってしまい本当に申し訳ございませんでした。(今更感満載ですが、この場をお借りして謝罪させてください。)
 実は鳥さんと同じく、メンタルやられていた時に助けて頂いた方の一人でもあります。後々の項目でも書くのですが、稽古でかなり疲弊してまともに歩けなかった時に助けて頂き、自身の不甲斐なさで泣いてしまった時に慰めて下さったり。それに加え、適度に緊張を解して頂いたり。稽古の時も回数が少ないので一回一回大事にしないといけないし、(自分が失敗したらどうしよう…)とか不安になってた時も『大丈夫だよ』と声掛けてくださったり。本当に助けられました。(キミーとはっちみたいですね笑)
 キミーからしても僕からしても、とても心強く、頼りになる最高のはっちでした。りりこさんがはっちで良かったです。本当にありがとうございました。

芝崎隆治 役 / 東井飛雄さん
 陽さんに葵さんと共に雑にいじられる芝ちゃん。あの後に恋人の葵さんに見せるデレデレ具合が可愛くて。本当に葵さんのことが好きなんだろうなって観てて物凄く感じました。もっちゃんに『はっちと浮気しようとしてたことを葵に言うよ〜』って聞いて全力で止めようとする芝ちゃんや、陽さんに『まだ葵とラブラブな関係なの〜?』って質問されて照れながら答える芝ちゃんも。葵さんに一途。一途なのがめちゃくちゃ伝わって。いつも頭の中は葵さんが居るんだなぁって。個人的に推してるカップルでした✨
 ひゅうがさん演じる芝ちゃんはよく先輩にいじられるけど、皆から愛される存在で。先輩だけに留まらず、同期、そして下級生からも。
 それは役だけでなく、素のひゅうがさんもそうで。稽古の合間にあったチェキ撮影も富山さんをはじめ、色々な方から『もっと撮らないの?』と言われたり。小屋入りしてからも音響(?)を使っていじられてる姿もよく見かけました。本当に皆から愛されているんだなって。それは人柄の良さもあるひゅうがさんだからこそだと思ってます。
 そんなひゅうがさんとお芝居ができたこと、本当に嬉しく思います。共演できて良かったです。本当にありがとうございました。

赤沢梨紗 役 / 結城玲奈さん
 今回、初舞台という結城さん。現役大学生ということもあり学業と両立しながらの稽古、大変だったと思います。
 結城さんとはたまに帰り道一緒だった時があるんですけどその時に『周りの方が凄すぎて』と自分に自信がなくなっていってる姿を見かけたことがちらほらあります。それでもめげずに一回一回の稽古に向き合い、共演する座組の方のアドバイスにしっかり耳を傾けてすぐさまものにする姿はとても素敵でした。
 そして公演までには本当に初舞台?と思うくらいすっかり第二演劇研究会のメンバー、赤沢梨紗として馴染んでいました。
 ちなみにこれは結城さんにはお伝えしましたが、『高畠が調子乗ってたらブチ切れてくださいね』のシーン。あれ、日に日に気持ち上がっていってる感じしてて。別の意味でハラハラしちゃいました(笑)。稽古始めたての時と比べてみてほしいくらい。迫力凄いよ(笑)。でもしっかりと高畠のブレーキとして担っていたと思ってます。今だから言えた話。一緒に芝居できてよかったです✨ありがとうございました。

高畠小百合 役 / 升本紗良さん
 誰にでも仲良くなることができる高畠さん。でもそれは役だからではなく、高畠演じる升本さん自身もそうでした。いい意味で距離感が近いなって。先輩の肩に手を回してハイタッチするのは凄いなって。(それする前に升本さんが案を出してくれました。物凄く真面目なんです✨)
 芝居に対する直向きさもあり、演出のやみとさんや座組の方がよくアドバイスしたりする所を見かけたりしたのですが、一生懸命に話聞いて次に活かそうとする姿。真面目さもあり、人から言われたことをしっかりと聞き入れる素直さも升本さんの強みだと思ってます。今ここで升本さんに伝えるんですけど…。正直言うと、見習わないとなって密かに思っていました。芝居に対する姿勢、尊敬していたんです。実は。(今だから言えること。)
 そういう積み重ねがあり、最終的にアクセル全開の高畠小百合ができたんだと思います。芝居に迷いが無くなっていました。寧ろ楽しんでたようにも見えました✨本当に凄い。舞台で乗っかって先輩をいじろうとする所があったけど、憎めないキャラなんですよね。それは升本さん演じる高畠だったからこそだと。
 何より、この舞台を通して升本さん自身が芝居が更に好きになったということを聞いて、なんだか僕も嬉しくなりました。これから芝居にとことん触れていってほしいって思ってます。
(誰目線なんでしょうね…笑)
 君津としてハイタッチしたりE.Tみたいに指合わせたりしたけど、あれ楽しかったです。本当にありがとうございました。

平原舞子 役 / 萩山梨緒さん
 この場で初めてお話するのですが、個人的に頭が上がらない方です。君津と平原で掛け合いするシーンがあったのですが、実は僕個人の目標として平原を泣かせようとしていました。心配かけまいと無理して取り繕うとしている姿を見せて。そうすれば平原が泣いた時に来る反動も大きいと思ったので。でもそれ以上におはぎさん演じる平原から貰ったパワーは凄まじかったです。当人は小屋入り日のゲネ時に『(7場のシーン)気持ち伝わっていますか…?』と不安そうにされていましたが、このnoteを通じて答えようと思います。
 "自信持ってください。しっかりと気持ち伝わっています。だからこそこちらが演じる君津の溢れる思いが表現できていますから。平原から得るものがあるから君津として生きることができてるんです。本当にありがとうございます。"
 今回の公演観に来てくださった方ならわかると思うのですが、おはぎさん、真っ直ぐな目でお芝居されるんですよね。それもあってか気持ちが相手にしっかり伝わるんです。コミュ症であたふたしながらも平原なりに伝えるところは伝える。凄く器用な方なんだなって。自分にはないもの持ってる。羨ましく思っていました。ここだけの話です。そう、ここだけの話。
 君津以上に心境が凄くしんどく、苦しかったと思いますが、それを最後までやり遂げる凄い方。直接お伝えしていないのですが、実を言うと、尊敬していました。忙しかったり気持ちがしんどかったりする中、こちらの稽古にお付き合いして頂き、本当に感謝しています。僕自身1つ成長できた気がします。平原さん役がおはぎさんで良かったです。本当にありがとうございました。

演出 / 富山やみとさん
 やみとさん。第一回公演『月まで届け!』に続き、今回の『モラトリアムに忠実に』に出演する機会を頂き、ありがとうございました。
 短期間の稽古の中、稽古を重ねていくにつれて僕が言われたことをうまく改善できなくて、そろそろやみとさんに見放されるんじゃないかと思っていた時期がありました。気持ちが上がりきれてないところがいくつもあったり、長台詞もうまく言えなかったりと言うことが続いていたこともあり、やみとさんを失望させてしまっていたんじゃないかなって。
 でも、とある日の稽古終わりにやみとさんから『月まで届け!でやってた鮫島ができたんだから出来るはずだと思って今回の舞台呼んだんだよ』と言ってくださったことが嬉しくて。
 そこからは気持ちの切り替えできた気がします。変わらず指摘はありましたが、それ以降は『今に見ていてください、あっと言わせてやりますよ!』といった気持ちで稽古に臨むことができました。色々と気持ちの変化はありましたが、やっぱり芝居に対する楽しさ、面白さを感じることができたのはこの機会を設けて頂いたやみとさんのお陰だと思っています。この場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございます。また機会があったら舞台に立ちたいので。本当ですよ。そのときは宜しくお願い致します。

【座組の皆様へ】
 今回、上京して初の主演という経験をさせて頂きました。『自分が!?』って最初になって。密かにプレッシャーはありました。当初は少しでも早く皆様のお芝居についていけるようにしないと精神で取り組んでいました。皆様に迷惑をかけないようにしないとと。その結果、自分追い込みすぎて過呼吸気味になったり、産まれたての子鹿みたいに脚が震えてまともに歩けなかったり。もしかしたら(追い込んでたの)薄々気づかれていたのかもしれないです。まるで君津みたいですね(笑)。今となっては笑い話(?)。
 稽古をしていくにつれて楽しさは勿論ですが、それ以上に君津としての心境の変化といったものが上手く表現できなかったり、特に最後の場面で躓いたりすることが多かったです。何回やっても納得できるものにならなくて、どんどん気持ちが暗くなってしまうことが多々ありました。本当に沢山の迷惑をかけてしまったと思います。あの時は本当にすみませんでした。
 でも、それでも皆様が背中を押してくださったこともあり、最後までやり切ることができました。本当に皆様の優しさに助けられていました。ありがとうございました。
 素敵な方々とお芝居できたこと、僕の宝物です✨大好きですっ!!!

【 "モラトリアムに忠実に" を観劇した皆様へ】
 長々とした文を見続けて疲れてるかもしれないです。最後に観劇した皆様への文になってしまい申し訳ございません🙇
 君津賢治を演じました西田です。今回の舞台如何でしたでしょうか。公演期間、SNSで『 #モラ忠 』で検索しては皆様の感想を拝見していました。本当に嬉しいお言葉ばかりで。君津や平原の気持ちに共感したとの声も頂いたり、感情移入したとのお言葉も頂いたり。本当に嬉しい限りです。ありがとうございます🙇
 僕自身は、皆様に何かしら感じてもらえるようなお芝居がしたく稽古に取り組んでいました。最終的には君津の背中を押したくなる、皆様に勇気を持って一歩進むきっかけを与えることができる、そんな芝居を目指して。
 僕が君津賢治を演じることができたのは過去の自分そのまんまと言っていいくらい物凄く近かったからです。高校時代まで人と目を合わせれない、誰かに話しかけられるまで自分からは話せない、話したくても一歩踏み出せない。そんな人間でした。だからこそ、あの芝居ができたのかと。雅さんを想う気持ちも自分が経験した出来事で一番近い感情を使って取り組んでいました。(小学生の頃の出来事で。この話もいつか皆様に話す機会があるかもしれないです😅)
 色々なものが(ほぼ)ぴったりと当てはまっていたからこそ君津ができたんだと思います。
 今回の公演で学んだものを次に活かせるようにこれからも芝居は続けていくのでその時は違ったものをお見せできるよう沢山芝居を勉強して自分に取り込んでいこうと思います。
 もっともっと芝居をやっている方々の背中に追いつけるよう頑張りますので、また観劇することがありましたら宜しくお願い致します。

本当に。ありがとうございました。
また何処かで。
C班 君津賢治 役 / 西田英二朗

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