虹色のディストピア
まえがき本作品は、昨今世界を席巻している「ポリティカルコレクトネス疲れ」をテーマとしています。LGBT当事者(ゲイ)である主人公が、周囲の人々の「悪気のない親切心」や「正義心」に翻弄され、社会的弱者として扱われることに抵抗感を抱きつつも、それを受け入れざるを得ない世の中となっていく過程を描きました。しかしその中でも希望を失わない主人公や主人公のゲイ仲間たちの描写のリアリティにもこだわりました。初の小説作品ということで拙い表現もあるかと思いますが、ぜひ最後までお楽しみください。