ぼうけんのしょ7 2 eiichi_bolero 2020年6月21日 16:52 異国の列車旅は、それだけでものがたり。 一面菜の花畑。冬は無色だったのになぁ。 かの地フランクフルト。地図でしか見たことがなかった街に降り立つ気分は。 タクシーはメルセデス。さすがドイツ。 わたる世間は初ばかり。 ヨーロッパの天候が荒れるのは風情あり。 私鉄は普段と違う発音が聞けて、新たな教室となる。 お宿の近くにお城。日常こそ冒険。 窓からの景色は大事な旅の評価基準。満点。 まだ眠い朝食も、いい香りに誘われて。 額に広がる辺りの景色。豊かな川縁。 塗るもの系が豊富。さすがブドウの名産地。 肉肉しい並びもヨーロッパならでは。 この粋さが異国感なんだよなぁ。素敵。 だぁーーーっと広がるブドウ畑。名家の歴史ある敷地。 藤棚は絵に見たような。おばあちゃんが好きな花。 見知らぬ町をすぎる列車から。いつも手を振る風車。 空と対話するのが楽しい。それがヨーロッパ。 メルセデスからの眺め。嵐の後の虹。 終着駅の姿はハリーポッターかトーマスか。 駅庁舎に注ぐ朝日。この日は地方の蚤の市。 どんな職業でも、そこには人がいる。家族がいて、友人がいて。 まちぼうけの駅から空を眺めて。冬の朝のあの日差し。 町ごとに挨拶が異なる。そんな顔立ち。 教会の見える家。 歴史の刻印。トラムにも。 空の下で宴。杯を交わすカン高い音が響く。 野外ライブのスタッフ。この蛍光色が好き。 チーム。任務。 雷撃は最高の触発。 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート