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言いたいことを英語で言えない方へ

「単語を覚えても使えない」
「言いたいことが言えない」と困っている方は
この記事を読んでみてください。


人間は記憶と感覚でしゃべる

人間は話す時、
今まで使ったことある言葉や
聞いたことのある言葉を使います。

相手がかわいそうだと思ったら、
お母さんはこんな言葉を相手にかけていた。
反省している時に友達はこんなふうに話していた、
などなど。
皆さんお手本があるはずです。

外国語を話すと性格が変わるという話がありますが、
それは自分ではない誰かの発言を
マネするからではないでしょうか。

自然に話すには、脳内翻訳にはあまり頼らず、
ネイティブのマネをするのが一番です。

語感を感じ取る

例えば「nature=自然」と覚えるとしましょう。
例)I love being close to nature.(自然の近くにいるのが好きだ。)
こう覚えると、「nature」という言葉を聞くと、
草木を思い浮かべることになると思います。
これだけでは、まだ「nature」という言葉の語感をつかめていません。
「nature」には他にも「性質」「性格」「本質」などの訳語があります。
「自然」と「本質」にはどんな共通点があるでしょう?
それは「nature」の語源を確認すると分かります。

「nature」はギリシャ語の「physis」に由来し、
「本来あるがままの姿」という意味だそうです。
この言葉がラテン語で「natura」と訳され、
英語の「nature」がうまれました。

毎回新しい単語に出会うたびに
ここまでさかのぼっていては大変ですが、
言葉は長い歴史の中で人間が作り上げてきたものだ
ということを感じていただくと、
言葉はただ覚えるもののではなく、
感じ取っていくものだ、ということが分かると思います。
感情と結び付けましょう。

新しい言葉に出会ったら、
辞書を引いて、色んな使い方を知って、
元はこんな単語だったのかな、
とイメージを膨らませてみてください。
それが、語感を掴むということです。

感情とマッチする言葉を選ぶ

私は言いたいことがあると、
自分の感情を頼りに記憶を探り、
使いたい言葉をたぐり寄せて話します。

例えば、面白くない仕事をしていて
「本当にめんどくさい」という考え・感情が浮かぶと、
今まで見たことのある同じような状況を思い出して、
こう言うでしょう:
It's so tedious!

ここで大事なのは、「思い出すことができる」ということです。
これは、インプット量が多いということです。

【まとめ】言いたいことを英語で言うには

  • 外国語で話すことはマネに尽きる。

  • 辞書を引き、例文を読み、語感を掴む。

  • 話す時は、感情を頼りに記憶を探ってふさわしい言葉を選ぶ。

  • インプット量を増やす。



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