ニキちゃんのパーフェクト共通テストリスニング対策教室(第3問)

第3問

対話を聞き、問いの答えとして適切なものを選ぶ問題。
☆先に選択肢を読んでしまい、「状況」を理解する
☆細部と同時に、全体の流れを整理する

このあたりが鍵になってくる設問だろうと思われる。

大問こそ同じだが、タイプは2つに分かれる。
1つ目のタイプは「木」すなわち細部を見る問題。たとえば、

What is the couple going to eat for dinner?
① Pasta and salad
② Pasta and soup
③ Pizza and salad
④ Pizza and soup

という問いと選択肢が与えられ、問題文では「男女が今夜何を食べるか」を話し合う、といった問題形式である。平和。選択肢と設問を見ただけで何の情報を拾うべきかはわかってしまう。共通テストでは「拾う情報の見定め」が非常に重要っぽい。

「2つ提案があって、まずAがある。そして今回のケースだとBという手もある」「うーん、B!w」という流れがどうやら鉄板のようで、会話内の選択肢が2つあったら2つ目に惹かれる人物が今のところ100%である(調査数:2回)。「最後まで話を聞いて答えてね」ということだろう。

 2つ目のタイプは「森」すなわち全体像を把握する問題。
What is happening in the game?「試合で何が起こっているか」
What do the two people agree about?「2人の意見が合致しているのは何か」
など、「話全体の流れ」がわかっていないと解けない問題が出る。

これは普段のトレーニングがものを言う部分であり、リーディングをする際にパラグラフごとに「結局Aってことだよな」、Vtuberの配信を聞いて「この子はこういうキャラなんだな」と「自分の言葉でまとめる」癖がついている人は強い。東大を始めとした難関大学が要約問題を出すのは、「英語で読んだ論文の要旨をまとめる力があるか」、つまり「英語で学問できるか?」ということを聞いているわけだ。これは特に難しい第5問以降にもきいてくる。普段からやれば、生きているだけで差がついていく。

"Oh"や"Really?"など、「驚き」「意外」な発言を含む部分を特定し、2回目にそこを集中して聞けば答えにたどり着ける可能性が高いだろう。逆接や否定、指示語がキーになる場合もあり、第1問や第2問と比べるとリーディングっぽい解き方が必要とされる。


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