応用言語学の学会に参加してみた
大学院に行ったら避けられないのは、卒業論文の執筆です。コピペをしない限りは、多大な準備時間と執筆時間がかかります。
しかし、具体的に書き上げるためにはどうすればよいのでしょうか?
この記事では、「卒論を終えるためにどのような準備をすればよいか」という悩みを解決できる記事になっています。
ずばり、その悩みに対する回答は
「学会に参加する」です。
なぜならば、学会では論文を執筆している最中の人や、論文を執筆し終わって学会誌に投稿しようとしている人たちの発表が聴けるからです。
僕も実際に応用言語学の学会に参加してみて、特に役に立つと感じたことが主に三つあります。
一つ目は、同じ時間に三つの異なる部屋で発表しているため、その中で自分が最も興味がある発表を聴きに行くことができるということです。
全く興味を持てない発表を聴く必要がありません。
二つ目は、興味のある発表を聴くことで、これからの方向性やどのような文献を読めばよいのかが分かるということです。
発表では、普通「先行研究」について話があります。
そこでは、今までの研究で明らかになった理論的な枠組みや、重要な研究が紹介されます。
そのため、研究を進めるために必須の文献を知ることができ、さらにその内容を要約してくれているため、自分一人で文献を読んで悩むよりもとても効率的です。
三つ目は、発表者の研究結果と、その解釈を聴くことができることです。
実際に研究を実施する前に、仮説や予想をすることが多いですが、往々にしてその予想を裏切る結果がでてきます。その際に結果の解釈をするわけですが、その解釈を裏付ける先行研究が必要です。
もちろん、結果が先行研究と一致する場合は、何の先行研究と一致したのかを示し、エビデンスとして提示すればいいわけです。
つまり、学会に参加することで、文献を読む時に必要なポイントが分かりました。
①先行研究の整理
②研究結果の整理
この二つが重要です。
ただ、闇雲に論文や書籍を読んでもあまり意味がありません。
読む目的をこの二つに絞ることができれば、知識を系統的にまとめることができるため、とてもおすすめです。
このように、「なぜ学会の参加することが大切か」を解説してきましたが、記事の後半では「実際の学会の発表内容」について重点的に書いていきます。
この記事を読むことで、「学会に参加して発表を聴く際にすべきこと」が理解できるだけではなく、その実例を観て実践に活かすことができます。
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