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【海外オンラインディスカッションのおすすめの方法】ICTを活用した英語教育方法 Part 9【安全な動画シェアアプリ】

「海外の人とオンラインディスカッションをしてみたい」

「各自が撮った動画を簡単にシェアできる方法を探している」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

Hi there!
私は現役の英語教師兼英語教育研究者のトムと申します。
日本に生まれ、アメリカ・オーストラリア・イギリスに留学した経験を持っており、世界中で通用するTESOLの英語教師の資格を取得した者です。

この記事では、海外オンラインディスカッションや安全ま動画のシェアを実現するためのICTアプリの中から、厳選したものをご紹介します。

英語教育のプロならではの視点で書いていこうと思います。

それではよろしくお願いします。

1.そもそもオンラインディスカッションがなぜ必要なのか?

ICT機器が教室に導入されたことで、教室内でできることが大きく増えました。

その一つが、海外の生徒たちとのオンラインディスカッションです。

昔は、ホームステイや留学などで、現地に直接行かないと海外の生徒と交流する機会はありませんでした。

今はコロナ禍で海外に行くことは非常に困難ですし、

もし、実現できたとしても、時間も費用も膨大にかかるにも関わらず、非常に限られた時間しか実際に話すことができません。

交流が少なければ、実際にコミュニケーションをする上でのインプット力やアウトプット力が身につかないのです。

2.どうすれば海外の生徒と交流できるのか?

このような現状を突破するための方法として、動画シェアアプリは有効です。

ある提示されたトピックについて、各々が自分の意見を語っている様子を動画で撮ります。

あとは、その動画をセキュリティが安全なプラットフォームに投稿します。

参加者は他の人の多様な意見を、インターネット環境があれば、いつでも、どこでも聞くことができます。

もちろん、国内だけではなく、海外の生徒とも動画を通して意見を聞くことができます。

3.オススメのオンラインディスカッションアプリ

海外にいる生徒ともディスカッションできるアプリがあります。それが

Flipgrid(フリップグリッド)

です。

フリップグリッドとは、生徒用に作られた動画をシェアするためのアプリです。これはTickTockのように不特定多数の人に見られたり、拡散されるようなことはありません。

フリップグリッドは、Googleクラスルームのように教師が投稿を管理します。
子どもが勝手にネットにアップロードしたり、第三者がアップした動画を見ることができないようになっています。

このアプリを作っているのは、Microsoftです。
サーバーのセキュリティ対策もしっかりされています。

4.ディスカッションアプリでできること

フリップグリッドは、まず先生がクラスの掲示板にトピックを作ります。
そのテーマに対して、生徒は自分の考えを動画で投稿します。

動画には、コメントを書いたり、動画で答えたりすることができます。
今までは対面でしかできなかったディスカッションがオンライン上でできると言うのがメリットです。

また、遠く離れた人とディスカッションをすることが可能です。
動画には自動で字幕をつけることも可能なので、海外の人とも言語の壁を超えた交流ができます。
SDGsの問題の解決方法について、海外の人と意見を交換するなんて授業ができてしまうのです。

さらに、動画はQRコード化することができ、そのQRコードをスマホアプリで再生するとAR再生することもできます。
配布物にQRコードを貼って、動画を配信などいろいろな使い道が考えられそうです。

加えて、フリップグリッドは、AIが自動で声を文字起こししてくれます。英語の授業で使う時は英語に設定しておくと、自分の発音が通じるかを振り返ることもできます。AIの字幕を動画作成後に自分で修正できます。

5.ディスカッションアプリの使い方

(1)Googleかマイクロソフトのアカウントでログインします。

(2)グループを作成します

(3)トピックを追加します。(タイトルと説明文の追加)

(4)クラス以外のメンバーにトピックコードとパスコードを入力してもらい、このトピックだけに参加してもらう。

(5)動画を録画する。(エフェクト機能を使って顔出ししないことも可、パワーポイントなどを使いながらの録画も可)

(6)作成した動画に反応する。(コメントを追加したり、動画マークを押せば、動画でコメントを返すこともできます。)

6.さらに効果的な使い方

実は、フリップグリッドにはさらに便利な機能があります。

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