教育業界銘柄分析【進学会HD:9760】
今回紹介する銘柄は銘柄コード9760進学会ホールディングスです。
「北大学力増進会」をはじめ、北海道を地盤に全国で学習塾を運営しています。高校受験指導を柱に、大学受験および中学受験部門を展開、集団指導・個別指導などの学習指導および教材製作・販売などを行っています。
主力の塾関連事業では、各地に「東北大進学会」「東大進学会」「進学会」「名大進学会」「京大進学会」「九大進学会」などのブランドで展開しています。
このほか、スポーツクラブの運営を手掛けるスポーツ事業、賃貸マンション管理や学習塾部門の教室の管理・清掃を手掛ける賃貸事業、有価証券の運用・管理を行う資金運用事業を営んでいます。
業績を見てみると、2018年から連続して赤字決算でしたが、2021年に黒字転換しています。
しかし、自己資本比率は2020年3月は67.6%あったものが、39.3%まで急降下しています。
成長性を見てみると、2017年から2021年までプラスの売上高です。直近ではプラス30%と高いパフォーマンスを見せています。
収益性を見てみると、ROEは2.55,ROAは1.00と効率よく稼げるようにはなっていません。
会社のIRを見てみると、業績を上方修正した理由は、資金運用事業における売上が予想を上回ったためだそうです。
新型コロナウイルス等の影響により、第一四半期連結累計期間に計上した営業損失は、第二四半期で塾関連事業での大幅な経費削減で改善したそうです。
チャートを見てみると、コロナショック前は563円だった株価が、378円まで暴落しました。その後、一ヶ月で563円に急回復しましたが、その後株価を少しずつ落としていき、現在は465円となっています。
配当利回りは3.23%で、株主優待は3月権利確定でQUOカード1000円分と、希望する株主に、優待券3000円を贈呈しています。
配当の15円と、優待品を合計した総合利回りは驚異の11.8%です。
進学会の株は買いでしょうか?
ここから先は
¥ 100
温度のないお金より、 体温を感じる感想やフォローの方が嬉しいです。 読む意味を見つけてくれたあなたに感謝しています。ありがとう。