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教育業界銘柄分析【SEホールディングス&インキュベーションズ(9478)】

今回紹介するのは、SEホールディングス&インキュベーションズです。

この企業は主にコンピュータ関連専門書を中心に出版事業を展開しています。

出版事業は書籍の他、コンピュータ関連のカンファレンス・教育、技術情報のWeb上での提供などを手掛けています。

また、ゲームなどエンターテイメントソフトウェアを開発・販売するソフトウェア・ネットワーク事業のほか、情報技術関連企業を対象としたサポートサービスを提供するコーポレートサービス事業や、教育・人材事業なども行っています。

業績を見てみると、ここ5年ほどは売上高は横ばいのものの、営業益が大幅に伸びてきており、一株修正益は昨年の2倍となっています。

収益性を見てみると、ROEは8.40、ROAは4.63と昨年に比べて倍の数値になっています。コロナ禍でこれだけの成績を残せたのは今後に期待が持てます。

自己資本比率も50%を越えており、健全です。

なぜ、業績が好調なのでしょうか?

その答えは、

①コロナ禍の中、従来から進めてきたオンラインビジネスの加速と業務環境のオンライン化を推進

②出版事業や教育・人材事業が好調

③ソフトウェア・ネットワーク事業は、既存コンテンツ売上が堅調で、新規事業も採算が改善

の3点がポイントのようです。

出版事業では、書籍のオンライン販売や、Webメディア、電子書籍などのオンラインベース収益が好調です。

また、オンラインゲームやスマートフォンコンテンツの売上が堅調で、黒字化を達成しています。

一番大きく利益に貢献したのは、教育・人材事業で、Web研修の拡販や、IT技術者の研修事業が好調です。現在、事業のオンライン化推進で増収増益です。

株価を見てみると、2021年3月10日時点では210円です。

PERは10.7倍、PBRは0.9倍で割安です。

配当利回りは0.95%です。

株価の推移は、コロナショックで111円まで落としたものの、

1月29日には245円と二倍以上に回復しています。

現在はその反動から調整局面に入っています。

「SEホールディングス」の株は買いでしょうか?

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