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教育業界銘柄分析【秀英予備校:4678】

今回紹介するのは銘柄コード4678「秀英予備校」です。

静岡県を地盤とし、全国で学習塾・予備校の「秀英予備校」を経営しています。

小学1年生から中学3年生を対象とする小中学部と、高校1年生から高卒生を対象とする高校部を展開し、集団授業のほか、映像授業や個別指導も手掛けています。

集団授業が中心の学習塾・予備校「秀英予備校」や、映像授業の「秀英iD予備校」、個別指導の「秀英PAS」を展開し、静岡県を中心に全国で300近い校舎を運営しています。

小・中学部の教師は十分な研修を受けた専門性の高い教師体制で、高校部は正社員教師に加え、首都圏などでは年間契約のプロ予備校講師を採用しています。

決算を見てみると、2021年は売上高はマイナス7.2%、営業益はマイナス82.8%と大幅に下落しています。

成長性を見てみると、ここ数年はプラスできていたものが、コロナショックでマイナスに転じてしまっています。

収益性を見てみると、ROEが0.39,ROAが0.15と非常に低く、ギリギリで黒字を確保できている状態です。

自己資本比率は39.4%で、40%には届いていないため少し不安があります。

大きく業績が下がってしまった原因として、夏期講習の申込者が前年を下回り、

それに加えて不採算校舎の閉鎖や新規開校の中止の結果となったのも要因です。

株価はコロナショック前が470円で、コロナショックで324円まで下げた後に、

2021年3月15日現在の株価の430円まで戻してきています。

PERは169倍、PBRは0.66倍、配当は出てきません。

株主優待制度を導入しており、毎年、9月末日および3月末に100株以上を保有している株主に、図書カード500円分が送られます。

「秀英予備校」は買いでしょうか?

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