072. 頭で考えないで英語を話すために練習したこと
この記事は、2024/1/13にPodcast、StandFMで配信した内容を読みやすく編集したものです。
英語は書けるんだけど話せない、と言う方、多いですよね。
「英文は書けるんだけど、とっさに口から出てこない。」
「言いたいことはあるのに、英語にならない。」
私もそうでした。
時間をかければ書けるんだけど、瞬時に口から出てこない。
メールを書くのは得意だけど電話は苦手。
働き始めた頃は、電話は本当に怖かったです。
かかってくるのは、しょうがないからすぐに出るんですが、
こっちからかけるときは、どう話そうかシミュレーションしてからかけるんですね。
一度英語で言ってみて、言えたらかける、みたいな。
でも、いつも練習してから電話できるわけじゃなくて、
緊急時などはすぐにかけないといけないこともありますし、
そういうときは要点だけ書いておいて、
心の準備ができてなくても一か八かかけるようにしてみました。
時間もったいないし。
遅れるとお客さんに迷惑がかかるし。
そうやって場数を踏むことで、
準備をしないで話すことにだんだん慣れてききて、
慣れてくると、日本語を考える前に英語が出ると言うか、
頭の中で日本語から英語に翻訳しなくても、
いきなり英語が出てくるようになってきました。
では、なぜとっさに英語が出てこないのでしょうか。
そもそも言いたいことが頭の中にない
自分が知らない分野の話題、相手の言っていることが理解できないので返答できない、など)。これは英語が出てこなくて当然。でも "Could you say it again please?"くらいは言いたい。頭の中で日本語を英語に翻訳している。
そりゃ時間かかります。正しい文法で話そうとしてしまい、頭の中でまず作文してしまう。
ミスのないきれいな文で話そうとするんですね。緊張感がない。
これ重要。英語を出さなきゃ、という緊張感がないと自分が持ってる力が100%出せないんですよね。甘えてしまって。電話やテストの時、言い直してもらえないときは、一発勝負で全身を耳にしてききますよね。あの緊張感です。
とっさに話すための練習として、私は何をやってきたかな、
と考えてみたんですが、
なにせ日本にいるわけですから、
ネイティブの英語話者との会話ができないので、
下にあげることを主にやりました。
目で見たものを単語レベルで口から出してみる。
最初は1語だけ。慣れてきたら2語->簡単な文->少し長い文。思い浮かんだ名詞、動詞、形容詞のどれからでも文を作る練習。
これは難易度が高いです。一度口に出した単語を言い換えないで、その単語から始める文を最後まで言い切る練習。1文でなくても2文で言っても構わない。イメトレ (妄想で会話する)
これ、かなりやりました。相手がどう言ってきたらこう返そうと考えてみたり、歩きながら、家にいるときなど、英語で独り言を言う。文章の一部を変えながら、とっさに行ってみる練習。
これは英会話教室でよくやりました。
"I got up at seven this morning." という文があるとして、
先生:「8時」
生徒: "I got up at eight this morning."
先生: 「昨日」
生徒: "I got up at eight yesterday."
先生: 「否定文」
生徒: "I didn't get up at eight yesterday."
と続けていく練習です。
テンポが重要。4コマ漫画を見て話を作る練習
これは英検準1級の二次試験の受験対策でやりました。
実際の試験は、セリフのない4コマ漫画を渡されて、
1分間考え、その後2分間でストーリーを話す、というものです。
「絵の中に描かれているものはすべて言う」という練習を
やりました。
どんな細かいことも。
これは見たものをすぐに口から出すためのいい練習になります。
ということで、以上が、頭で考えないで英語を口から出すためにやった練習です。
ぜひみなさんも、今のご自分の英語力にあった方法を選んでやってみてください。
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