進んだ距離を眺める

歩いている最中は進んだ距離を振り返らないものさ。もっとも、歩みを止めてしまった者からすると、進んだ距離の分だけ裏切られたようにも感じるものだが

俺ガイル 平塚静の名言 

2浪もすれば誰だって歩みを止めてしまうであろう。進んだ距離の分だけ裏切られて、明日から歩き続けるための備忘録。アニメだったら過去の回想の後は覚醒がお決まりだ。さっさとこれを書き終えて本来の力を発揮しよう。

朕は地元では少しだけ頭のいいことで知られる公立高校に通っていた。入学時、公立中スコア420はないと入学するのが厳しい学校だと思っていたが、実は300程度で入れることを知った際は心底落ち込んだ。これがどのくらいの偏差値の高校かというと、進研模試の平均偏差値と自分の高校の平均偏差値が同じかそれより下になる高校である。
つまり大して頭の良くない高校であるのだ!

アイドルマスターU149 4話

これには橘さんもこの表情。
後に知り合いに入試時の自分の点数を申告したところ、朕の学力なら県内1の高校に入学できたという事実を知った。この時改めて都会と地方の情報格差を感じ、また深く落胆するのであった。

電車で1時間ほどかかる高校に通っていたこともあって、コウリッチュー時代の友人は1人もいなかった。中二恋の富樫勇太のように後ろめたい過去があるからわざわざ遠くの高校に通っていたわけではない。朕はコウリッチューの友人とは仲が良かったため、本当は地元の高校に通いたかったのだが、親の勧め(拒否権などない)により仕方なく通っていた。不本意入学である。

最初のうちは見慣れない景色や、定期券持ちの身分になれた喜びに幾分と気分が高揚していたような記憶が幽かに残っている。けど、一週間と保たなかったな、そんなのは。

ロウきゅーぶ! 1巻

一瞬でも電車通学に淡い期待を寄せてしまった人はこの文章を10回音読すること。

後に進学実績を見ると、朕の学校より地元の学校の方が進学実績が良かったため、普通に選択ミスである。

こんな出来事があったので、大学こそは自分で選んだところに行きたいと強く思い、大学探しをしている時にあるYouTubeチャンネルにハマった。(正確にはこれより前からハマっていた)
「はなお」と「積分サークル」である。
彼らに影響を受け、かつ「東大と京大は天才にしか入ることは出来ないが阪大は努力でいける」という考えから朕は阪大志望になった。

このように朕は受験に対する意識が高かったので学校に授業の先取り学習は終わらせて自学で参考書学習をしていた。となると当然学校の授業は退屈になるため内職をしたくなるが、よく考えてほしい。公立中スコア300程度の高校である。そんなことをしたらありえないくらい浮くであろう。

上手くやれと言っているんだ。敵対でも無視でもなく、さらっと無難にやり過ごす術を身につけたまえ。それが、社会に適応するという事さ。

俺ガイル 平塚静の名言 

平塚先生ありがとう。平塚先生の言葉を重く受け止め、電子辞書内職、クリアファイル内職などなど...画期的な内職術を生み出し、クラスに適応していた。

高3の頃の模試はほとんど全て学年1位であった。それもそのはず、朕以外に旧帝志望がいなかったのである。医学部志望すらいない。このように学年1位を連発していたため、学年のドンとして同級生からは「番長」「組長」などと呼ばれ、挨拶は「お疲れ様です!」と信仰されていた。気分はニセコイの一条楽。やれやれ困ったもんだ(不適な笑み)
ちなみに朕が行きの電車で爆睡し、電車の中にスマホを忘れてメンタルブレイクされていた時でさえ、朕が1位であった。

この帰りに㊙️㊙️駅の車掌?に「㊙️㊙️㊙️駅にスマホ届いてますか?」と聞いたところ、「そのような報告はない」と冷たくあしらわれ、連絡手段がないまま帰宅した。朕の家は最寄駅から1時間ほどかかるとんでも田舎である。泣く泣く徒歩で帰宅したが、この時夜空に浮かぶ星々を眺めながら、都会への憧れを心に強く刻んだのを鮮明に覚えている。この後㊙️㊙️㊙️駅に電話すると「届いている」と言われ、「㊙️㊙️駅で聞いたら無いと言われた」と言うと、「報告はしている」と言われた。この時以外にも何度か同じ過ちを犯しているので、嫌がらせか何かだろうか?田舎の人が優しいなんて甘い幻想。拳を握りしめて地元脱出を強く決意。

現役時代は阪大実戦A,阪大オープンBとこんな高校だと神童扱いされるような成績を取っていた。すっかり天狗になってしまい共通テスト前にはほとんど勉強してなかった。1浪時に現役時に買った自分の予想問題集を見てみるとほとんど白紙で腰を抜かした。何をしていたのかと言うと、学校の図書室で「ヒカルの碁」を読み、家では「五等分の花嫁」を視聴していた。当然共通テストは過去の模試からあり得ないほどの失敗(過去最低点)を記録、その日からバカでかい鬱の解消のため、「ご注文はうさぎですか?」を視聴するハメになった。2次試験の手応えはそこまで悪くなかったものの結果阪大は50点差落ちで不合格。泣きアニメである。

こんな過去話を急にして何を言いたいのかと言うと、朕には好敵手がいないのだ。受験は団体戦と言う言葉があるが、あれは共に高め合える仲間の存在を言っているのであろう。同じ目線で戦える仲間(敵)の存在。vivid strike!のフーカとリンネ、キルラキルの流子と皐月、京都大学工学部の3浪口開きピンク髪美少女と2浪紫髪美少女。

好敵手、欲しいなぁ〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?