英語って、子どもは言えても書けない。大人は書けても言えない。
今日は、ライティングの話をするんですが、英語を音から考えることで、英語の発音で目からウロコ!なことがあるっていうお話です。
そもそも、子どもは英語の単語がちゃんと言えても、書けるわけじゃないですよね。
当然のことなんですが、私は中学から英語を習い始めたので、やっぱり文字から英語を理解してしまいます。
だから、わが子が英語を身につけるのを見ていて
「あぁ、子どもってホントに音から学んでるんだよね。」
って思うことがよくありました。
そして、自分の英語を見直していく良い機会にもなりました。
例えば、
There're many cats.
このThere're を子どもたちって
there
って書いちゃうんですよね。
で、
They're
これも
their
時々
ther
おい、おい、おい!
うちの子、スペリングやばいな、全然わかってないよ!って思ったんですが、実は、これ、私が発音を全くわかっていないってことに気づかされる事件になったんです。
そう、大人は書けても、正しく言えるわけじゃないんです。
さて、みなさん、They're って、どのように発音しますか?
「ゼイアー」のように読んでませんか?
theyの後にareがあるんだから、they areと同じようにareはつけるんだよね!って。
はい。私もそのように読んでいました。
There’reは、「ゼアアー」「ゼアラー」みたいに読んでませんか?
だって、thereの後にareあるからさ!
はい。私もそのように読んでいました。
私はわが子に対して、
「There'reって言うんだから、そのように書かないとダメじゃない!」
「They’reなんて、どうして間違えるの?」
って、えらそうにギャンギャン言ってたんですが、
子どもたちはきょとん?としてます。
「え、同じじゃん…。何が違うの?ママ、何言ってんの?」
実は、これ、全部"there"と一緒の音なんです!
そう、
there're
there
their
they're
この4つ、全く同じ音で発音されます。
ゼアアーとか、ゼアラーとか、目の錯覚、聞き間違い、私たちの思い込み、完全な勘違いなんです。
中学校や高校で習ったと思うんですが、どれも不正確です。
私もわが子に英語を教えつつ、発音を勉強していて始めて知った時には、嘘でしょ?って思いました。
theyの i の音があるじゃん?と思うんですが、その母音、消えるんです。
自然な英語の発話では、消えるんです。
不自然に強調して読むと出てきます。
でも、自然にいう時には、全部 thereと同じ。
そんなバカな!と思いますよね。
私も思いました。
でも、母音は省略されるんです。
IもEも同じ音になっちゃうんです。
子音も消えます。
英語の音はダイナミックに変わります。
ちゃんと聞いてみたいよ!と思われる方は、ぜひYouglishという調べたい英語表現をYouTube全体で検索してくれるサイトがありますので、そこで下の4つを検索して、ネイティブが発音するところを聞いてみてください。
速度も、0.25まで落とせますので、ぜひ聞いてみてください。
they're
there're
there
their
調べたい単語の直前のところから動画がスタートし、下の字幕には、目的の単語や表現がハイライトされて出てきます。
ALL全世界検索
USアメリカ英語
UKイギリス英語
AUSオーストラリア英語
の4つがありますが、学校英語で聞き慣れているアメリカ英語でやってみてください。
英語の発音は、強調する時と、自然に言う時とで、ガラッと変わるんです。早くなるだけではなく、音が抜け落ちたり、変わったりします。
発音の変化球がわかると、英語がめちゃくちゃ聞き取りやすくなりますよ。
発音について、もっと知りたいよ!という方、ぜひメッセージください。
リクエストいただければ、発音シリーズを作っていきます。
発音は、やり始めるとめちゃくちゃ面白いです。
英語をやっていると、先入観を壊してくれることが日々あります。
例外がどんどん出てきて、I hate English.って(愛情込めて)言うこともありますが、そこが、英語を学ぶ醍醐味です。
世界を広げてくれる英語は、大変なことも含めて楽しくて仕方ないです。
ずっと付き合っていくんであれば、一生飽きることはないので、申し分ないです(笑)
ということで、みなさんも楽しく英語とかかわってみてくださいね!
Youglish、お勧めですので、ぜひ試してみてくださいね。
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