僕の人生を豊かにしてくれた映画

僕は人生を豊かにしてくれるコンテンツは、大きく4つだと思っている。

①映画②旅③豊かな人間関係④読書だ。

仕事、キャリアもそうだが一旦置いておこう。

旅は一定の時間を確保しないといけない。

豊かな人間関係は簡単に手に入らないからこそかけがえのないものであって

読書は活字が苦手な人からしたら、大変だろう。

そんな人にはやはり映画だと思う。

映画は観ているだけで良いし、監督、脚本家が多くのことを作品を通して、伝えてくれる。

過去の僕は、アクション映画ばかり観ていたのだが、最近は監督、脚本家が作品を通じて何を伝えたいのか。をかなり重要視している。

そんな僕の人生を豊かにしたおすすめ映画を3つ紹介したい。

その1

LIFE!(2013年)

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監督、主演 ベン・スティラー

[あらすじ]主人公はLIFE誌の管理部で働いており、自分の人生が日々同じことの繰り返しで退屈だと感じている。 そんな中、最終号の表紙を飾る写真を紛失。撮影した写真家は世界を放浪中。世界のどこにいるかわからない写真家を探しに主人公自身も世界を旅することになる。

この作品の面白さはなんたって「自由」を感じられること。

僕自身もバックパックで幾つかの国を放浪した際、自由と強く感じた。

誰にも制限されない。

他人の目を気にする必要ない。僕はただの外国人だし、誰も僕に気を止めない。

好奇心に魂を売った僕は、好奇心のままに行きたいところに行く。

いろんな旅の人と一期一会の会話を楽しむ。

誰かに「〜してはいけません」と言われることはない。(別に日本に居ても僕にはそんなに関係ないが)

そんな自由をこの作品を通じて、感じることができる。

僕は特別な人間ではないけれど、旅をしている瞬間は誰も僕を止められない。

是非LIFE!を観て旅に出てみてほしい。

その2

虎狼の血

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監督 白石和彌

主演 役所広司

   松坂桃李

舞台は昭和63年、暴力団対策法設立直前の広島。

[あらすじ]暴力団との癒着を噂される大上(役所)と共に新人刑事の日岡(松坂)が共に会社員失踪の捜査を担当。失踪事件を発端に暴力団組合員同士の抗争が激化。

この作品の面白さは昭和を生きる男の熱量。

平成生まれの僕に不足している「熱量」だ。

正直、目を覆いたくなるようなグロテスクなシーンが多々あり、女性にはオススメできない。だが、是非男性諸君には観てほしい。

僕は戦後、GHQによって日本人が骨抜きにされたと思っている。

難しいことはわからないけれど、今の日本人に欠けているのは、「熱量」なんじゃないだろうか。

その熱量をこの映画を通じて感じて、自分自身も熱量を持って、何かに取り組んでみたらどうだろうか。

また、作品中「正義とはなんじゃ」と主演の役所広司が問いてくるシーンがある。

役所広司の答えではなく、彼の生き様で一度考えてみてほしい。

皆さんは何を大切に生きていますか。

僕は、人生において最も大切なことは、大切な人たちの味方でいることができて、かつ自分が自由(やりたいことをやること)に生きることだと信じて疑わない。

正義という意味では、困っている人がいたら、助けてあげることができる強い人間になることも一つだと思う。

自分自身のためだけに生きることは否定しない。

むしろ、僕は他人に構っていられるほど今は強い人間ではない。

でも、僕は自分がどん底の時、常に「誰か」がいた。

必ず味方がいてくれた。

だから僕は、人生の回り道をしようが、他人からみたら損していると思われようが、僕が大切にしている人の味方になる。自分が嫌いな人のために労力はかけない。

そんなこだわりを持ってます。

その3

CODA あいのうた

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監督 シアン・ヘダー

主演 エミリア・ジョーンズ

[あらすじ]家族の中で唯一の聴者である主人公は「歌うことが好き」。しかし、家族はdeaf(聴覚障害)。主人公の好きなことが家族には一切伝わらない。歌を歌うレッスンを受けたくても、その時間主人公がいないと日常生活で問題が起きる。主人公と家族の絆と好きなことの夢を追うこと。どちらも尊い中、主人公と家族はどのような選択を取るのか。

2022年度アカデミー賞受賞作品。アカデミー賞に入っている作品はなんだか難しそうだし敬遠する人も多いかもしれないが、全く難しくない。

僕はアカデミーに選ばれる前と後に映画館で2回観た。

2回泣いた。笑

大人と言われる年齢だが泣くことなんて全く恥ずかしくない。

上記で記載した通り、僕は自分の自由と大切な人たちの味方でいることが人生で最も大切にしていることだ。

この作品は、自分の夢(僕でいう自由)を選択することによって、大切な人たちのそばに居られなくなってしまうことが葛藤として描かれている。

大切な人たちには自分の夢を理解してもらいたいものだと思う。

それがどうしても叶わない。

僕にも、度々ある(主に親)。でも、わかってあげられなくてもそれを肯定してあげるのが「愛」なのではないか。

僕は、友達のやりたいことは基本全肯定だ。

自分がやりたいことには更に全肯定だ。

僕はそれが友人へ向けられる最大級の愛情表現だと思う。

本当に人生は難しい。正解なんてないしね。

正解がないのだから、他人にどうこう言われる筋合なんて一切ない。

他人に迷惑をかけずに精一杯楽しむことが重要だと思う。

映画を観て自分の人生の軸を再確認できるのだから映画は本当にコスパ良く人生を豊かにしてくれるコンテンツだと思う。


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