ネコのささやき

突然ですが皆さんは「ネコのささやき」なる商品をご存知だろうか。
そう、ビルや施設の入口などに設置されている超音波防鼠機である。

"「ネコのささやき」は、圧倒的な高音圧(136dB)と、2ヶ所の発信装置からランダムに発信される超音波が位相を生じさせることによる慣れ防止で、抜群の効果を発揮しています。"(商品公式HPより引用)

これを読んでもなんのこっちゃわからないかもしれないが、要はネズミーさんが嫌う音を出して入ってこれないようにする機械ということだそうで。
これを使えば人間はおろか犬猫などのペットにも害がなくネズミーさんを撃退できる代物ってことです。

人間はおろか犬猫などのペットにも害がなくネズミーさんを撃退できる代物、、
大事なことなので2回言いました。

なんでこの商品の話をし始めたかって？
それはこいつが設置されている場所を通ると私は毎回撃退されるからだ。
えっ、私ネズミーだったの？と思うくらい毎回脳天がキーーーンとなるダメージを喰らい、周囲を見回すとこの商品が高確率で設置されているのである。

皆さんはビルの入口や駐車場の入口で脳内がキーーーンと揺れたことはありませんか。
一緒にいる人に聞いてもみんな意にも介さない様子である。
え、本当に私がネズミーなだけなのか。
そんな一抹の不安が拭えない。

昨日劇団四季の「アラジン」を観劇した。
その話はまた今度気が向いたら書くかもしれない。
だが、今日の本題は「ネコのささやき」である。
観劇前に入れていた打ち合わせが早めに終わったので時間に余裕をもった状態で劇場近辺に着いた。
ちょっと散策しようかなとウロウロし始めた矢先に件の「ネコのささやき」攻撃である。
これが地味にめちゃくちゃ萎える。
この例えが正しいかはわからないが、脳みそに直接攻撃されたような痛みと不快感が生じる。
でも周りを見渡しても、皆一様に何事もなかったかのように歩いていく。
うん、やっぱり私はネズミーなのかもしれない。
そう思いながら帰宅し、我が家のネコと戯れる。

我が家のネコは大変お喋りだ。
名前を呼んだら返事をしてくれるし、めちゃくちゃ鳴いて主張してくる。
時にはささやきなんてかわいい言葉では形容出来ないレベルの声で叫んでくる。
言うなれば「ネコの怒号」だ。
でも脳天は揺れないし不快感ももちろんない。

何が言いたいのか。
名は体を表さないこともあるんだよってこと。
ん？そうなのか？何か違うな笑
自分でもなんだかよくわからなくなってきたけど、それでもアイツが「ネコのささやき」なんてかわいいものじゃないということだけは主張しておきたい。

ちなみに私は名乗っている通りハチと言います。
我が家のネコの名前は「9」と「10」
ナンバーリング制である。
…囚人かっ！！笑