見出し画像

映画『シン・仮面ライダー』興行収入はどこまで伸びる?元映画館社員が公開前に予想!

映画『シン・仮面ライダー』の興行収入を"公開前"に予想しました。

最新の興行収入は『シン・仮面ライダー』興行収入と観客動員数の推移をまとめた記事で更新しています。

私は『映画予報』という映画メディアを運営しており、これまで300作品以上の興行収入を分析してきました。その前には映画館で正社員マネージャーとして勤務していた経験もあります。

そんな経歴を持つ私が、映画『シン・仮面ライダー』の興行収入はどこまで伸びるのか予想していきます。

なお、本記事の内容はあくまで予想となります。予想が当たっても外れてもエンタメの一つとしてお楽しみいただける方のみご覧ください。

読み放題プランなら有料記事すべてが読み放題!
毎月3本以上の記事を読む方ならお得です。
有料記事をメンバー限定で無料先行公開する場合もあります。

映画予報|読み放題プラン詳細

映画『シン・仮面ライダー』とは

庵野秀明シン・シリーズ最新作
『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』『シン・ウルトラマン』に次ぐ4作目となります。

池松壮亮が主演。浜辺美波、柄本佑、西野七瀬、森山未來らが共演します。


シン・シリーズの興行収入を振り返り

まずはシン・シリーズの興行収入を振り返ってみましょう。

  • シン・ゴジラ(興収82.5億円)

  • シン・エヴァンゲリオン劇場版(興収102.8億円)

  • シン・ウルトラマン(興収44.4億円)

この中でも今回の『シン・仮面ライダー』と近い興行になりそうな作品は『シン・ウルトラマン』でしょう。

シン・ウルトラマン
興行収入は初日3日間で9.9億円、最終興収は44.4億円まで伸ばしています。
参考:映画『シン・ウルトラマン』興行収入と観客動員数の推移

詳しくは後ほど解説しますが、『シン・仮面ライダー』の興行収入はひとまずこの記録を基準に考えていきたいと思います。


入場者特典を100万パック限定で配布する意味(配布終了はいつ?)

映画『シン・仮面ライダー』は3月17日(金)より入場者特典"『シン・仮面ライダー』カード劇場版"を全国合計100万パック限定で配布します。

入場者特典を配布することで動員増を期待できるのは言うまでもないでしょう。ここでは100万パック限定という点に注目します。

入場者特典を制作するのにはコストがかかるため、余計なコストはかけたくないはずです。

入場者特典は動員から逆算して配布数を決めている可能性があります。
つまり、今回100万パック限定で配布するということは、少なくとも動員100万人は見込んでいるのではないかと考えられます。

また、『シン・ウルトラマン』は公開10日間で動員134万人を記録していたため、『シン・仮面ライダー』は10日以内に動員100万人を超え、入場者特典のカードは配布終了となる可能性も考えらえれます。
カードが欲しい方はお早めにご鑑賞されることをおすすめします。


IMAX・4DX・ドルビーシネマで上映することによる興行収入への影響

映画『シン・仮面ライダー』は3月17日(金)からIMAX4DX、3月24日(金)からドルビーシネマでのラージフォーマット上映が決定しています。

これらは通常料金にプラス料金が上乗せさせられるため、1人あたりの料金単価(客単価)が上がります。
つまり、興行収入は通常の映画より増えやすいということですね。


東宝ではなく東映が配給することによる興行収入への影響

シン・シリーズはこれまで東宝が配給してきましたが、今回の『シン・仮面ライダー』は東映が配給します。

配給会社が違えば宣伝手法や予算などが異なるため、どこが配給するかによって興行が左右することもあります。

ひと昔前までは東宝作品なら興行が伸びやすいという特徴もありましたが、最近は宣伝手法の拡大や口コミの広まり方などが多様化しているため、この傾向は一概に言えるものではなくなりました。

特に最近の東映は『ONE PIECE FILM RED』『THE FIRST SLAM DUNK』などの大ヒット映画を輩出しています。
1月27日〜29日の週末動員ラインキングでは『レジェンド&バタフライ』を含む東映3作品が上位3位を独占したという東映史上初の出来事もありました。
参考:https://www.cinematoday.jp/news/N0134890

今回の『シン・仮面ライダー』はシン・シリーズの知名度を継承していることを考えれば、東映が配給することによるマイナスは少ないかなと思います。

ただ、公開日が金曜18時と中途半端なところは少し気になります。


3月17日(金)18:00全国最速公開の意味と影響

『シン・仮面ライダー』は3月17日(金)18:00から全国最速公開、18日(土)から全国公開というイレギュラーな封切りとなります。

本作を配給する東映は大作映画ほど土曜日に公開することがよくあるため、今回もその一環なのでしょう。
深夜24時から最速上映というパターンは東映に限らずたまにありますが、夕方からというのは珍しいですね。2015年に公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』がこのパターンだったことを思い出します。

これによる興行収入への影響はほぼないと考えられますが、初週の週末動員ランキングではやや影響を受けるかもしれません。
週末動員ランキングについては予想を含め後ほど解説します。

ではお待たせしました。
これらを踏まえたうえで、いよいよ興行収入を具体的に予想していきます。

興行収入予想は『〇億円台になるかなと予想しました』という感じで書いてます。


結論

まず初めに結論を書きます。

映画『シン・仮面ライダー』の最終興行収入はズバリ…

ここから先は

2,826字 / 3画像

¥ 330

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?