見出し画像

旧ソ連映画

イタリア(仏伊映画』として)、フランス、の次は、旧ソ連映画に関して書いてみようか・・
たいしてみているわけではないんだけど。

まずは、エイゼンシュタイン。
『戦艦ポチョムキン』(1925)が、彼のモンタージュ理論とともに有名だろう。
エイゼンシュタインは、日本の俳句や漢字に関心をもっていて、漢字の成立(口と犬で吠えるとか)からこの映像のモンタージュ理論を喚起した。その、モンタージュ理論の実践立証として、『戦艦ポチョムキン』の、ベビーカーが階段から転げ落ちていくシーンは有名で、後に『アンッチャブル』でも引用された。
エイゼンシュタインの映画は、もちろん他にもあるけど、・・私はみてない。
モンタージュ理論は確かにエイゼンシュタインが構築したかもしれないけど、映像と映像をつなぎあわせれば見る人に様々なイメージを喚起させうる実験をした人はエイゼンシュタインの前にいた。
クレショフ効果という語がある。女性・スープ皿・遺体、それぞれの映像の後に俳優の無表情な顔アップの映像をつなげてみせて、、その俳優の無表情が観たものに異なる印象を与えた、というもの。レフ・クレショフという人が1922年に全ロシア映画大学で実験した、そうだ。  


ジガ・ウ゛ェルトクの『カメラを持った男』(1929)をむかぁし観た記憶があるんだけど・・ これは、多重露光・早回し・スローモーション・ストップモーション・移動撮影など、当時としては最先端の撮影技術を駆使したもので、それだけの映画だったような・・?
あとは、アンドレイ・タルコフスキー。だが、これまたひじょーに記憶曖昧)^o^(
『ストーカー』(79)だったか? とにかく、雨・水・したたり・薄暗い、そぉんなイメージな映像、、のみ。
なお、『惑星ソラリス』(72)には日本の東京赤坂見附の高架高速道交差風景が未来風景として使われている、のも有名な話。タルコフスキーも日本の俳句に関心があったそうだ。
ちなみに、タルコフスキーが全ロシア映画大学で親交をもったアンドレイ・コンチャロフスキー(暴走機関車の監督)やその弟の
ニキータ・ミハルコフもソ連出身。
そうそう。黒沢明の『デルス・ウザーラ』(75)もソ連映画だ。資本は完全にソ連だし。 私はこの映画は『ラストもの』だと思っている。ラスト・ハンターの物語と感じた。

最近でいったら、
『タクシーブルース』(90)『大統領のカウントダウン』(06)
があった。
『タクシーブルース』はレンタルでみた。白黒だったか?
『大統領のカウントダウン』は映画館で。どこのだったかは忘れた。これはハリウッド映画『ダイハード』に敬意を表して作られたとか? チェチェン紛争を扱ってるが、純粋に娯楽アクション映画として楽しめた。

それから。
日ソ初の合作映画で、『小さい逃亡者』(1966)
監督は衣笠貞之助。
マトリョーシカってぇ人形がでてくる。それで、少年が父を探しにモスクワまで旅をしていく物語、だった。
これは、またみてみたい映画、のナンバーワン!!

旧ソ連映画として(たぶん)「ジプシーは空に消える」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?