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ダンガル きっと強くなる

オリンピック出場を諦めた男が、娘たちをレスリングの金メダリストに育てようと奮闘する。実話を基にした作品。

話の内容はわかりやすく説明するなら、インド版巨人の星(笑) ほんと...リアル巨人の星を見ているかのようで、星一徹がアーミル・カーンと娘達2人が星飛雄馬のような、ほぼ軍隊のような毎日のキツいトレーニングは娘とは言え女の子にここまでやらせるのかといわんが如く、途中からアーミル・カーンがリアル星一徹に見えたほど凄まじかった!

今回のアーミル・カーンの役者魂には本当、感服した。特殊効果や肉じゅばんを使わず、自ら太り若い時から中年~初老あたりまで見事に演じきっており、子育ても愛情表現が苦手であり不器用ながらのトレーニング等での娘と接する演技などは、この物語にかなり大きなスパイスとして効いていた!

娘達も当初は抵抗するものの、それも虚しく、次第に親父と一緒にレスリングの星を目指すこととなるのだが、サクセスストーリーとインド社会が抱えるスポーツに対する社会的な問題点なんかも上手く物語に絡めてたりと見応え充分

親子関係の人間ドラマもしっかりと描いており、代表として育った娘とコーチを務めていた親父との間にうまれた確執や本気のガチンコ対決やぶつかり合いは見てて胸が締め付けられるかのようであり、姉妹愛から家族愛に至るまで本当に実話なのかと思うほどドラマチックに描かれ、レスリングのシーンは特に白熱や緊迫感が伝わってくるであろう数々の名シーンは手に汗握るくらいに震え、ラストではホロリとくる感動的なエンターテインメントとなっており!やはり、映画館で見るべきだったと悔し涙も一緒に溢れたほど・(。>д<。)・゚・熱い作品であった!

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